結局無駄

 で、そうそう、結果ですね。
 …なし(笑)
 入院してはみたけど、結局、「痛みで眠れない」「痛みで夜中に目が覚める」には変わりなし。
 まあ、今は使える薬もほとんどないし、検査も不可能だからしょうがないんだけどね。
 人生で初めて眠剤出されたな(笑)一番メジャーなやつね。
 金曜の夜。飲んで寝たが夜中の3時に目が覚め、ベッドの上に張り出すテーブルに伏せてうーうー言ってたら、丁度見回りの看護婦さんが懐中電灯を片手にドアを開けた。
「わっ、びっくりした!」
こっちだってびっくりはしますがな。
 ちなみに、トイレに立ったら副作用で身体が痺れていてひっくり返りそうになった。妊婦には危ないな。
 「ふらつき」「一定期間の記憶が飛ぶ」などの副作用があるそうだが、記憶飛びはなかった。
 土曜の夜。頑張って飲まずに寝たらまた痛みで夜中に目が覚め、耐え切れず飲んだところ、いつの間にか意識を失う。
 後で調べたところ、この薬は効くまでの時間が「超短期型」というやつで、「寝つきの悪い人」向き。よって、「途中で目が覚めてしまう」タイプの不眠には向かない。私はそもそも不眠症で飲んだわけじゃないけど、痛ければ夜中に目が覚めるわけだから、余り意味のない処方だったと思う。しかもそもそも妊婦に出していいものなのか…
 それ以前に、1日3回痛み止め(但しアセトアミノフェンなので弱い)飲んでて全く効いていないんだから、眠剤ってのもどうなんだろ。(まあどんな眠剤であれ、抗うつ剤であれ、最初に使うのはこの薬など、「筋肉の緊張を取る」もの。えー、これを悪用したのが即ち、大量に使うとか、筋肉弛緩剤と併用するという犯罪です)
 そもそも、医療関係者が患者に「眠剤」って言うなよ。「睡眠薬」とか「睡眠導入剤」って言え。プロが”世間的略語”で口きくな。
 というわけで、もう2週間以上、「ほぼ毎晩が陣痛室」状態。痛みに唸りながら、その痛みをいかに逃がすか?という訓練をしてるようなもんですな(「本番」では初産だと平均10時間「陣痛室」で子宮口の全開を待ち、それからやっと分娩台へ、更にそこで初産平均2〜3時間かかって娩出)。