2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

いたいはいったい―倉田保雄『ナポレオン・ミステリー』(文春新書)

ナポレオン・ミステリー (文春新書)倉田 保雄 文藝春秋 2001-08売り上げランキング : 1015410Amazonで詳しく見る by G-Tools えー、最初に言っておきますが、「ナポレオンについてのミステリー」を、解決した本ではありません!(笑)。ナポレオンについての2…

浅見光彦シリーズと、10年ちょっとぶりの再会。

この余りにも有名なシリーズについて、今更私などが言うべきこともないのだが、一言で言えばこれまた余りにも懐かしかったので。 その昔もその昔、今からざっと10年ちょっと前、このシリーズを片っ端から読んだ。確か大学4年で、図書館実習とか、その後の春…

相原恭子『京都 舞妓と芸妓の奥座敷』(文春新書)

京都 舞妓と芸妓の奥座敷 (文春新書)相原 恭子 文藝春秋 2001-10売り上げランキング : 13835Amazonで詳しく見る by G-Tools 「ためになった」という意味で、非常に面白い本だった。 まとめ方が非常に手馴れた感じだ。 偶々、著者はもともとドイツ関係の人(ド…

石田あゆう『ミッチー・ブーム』(文春新書)

ミッチー・ブーム (文春新書)石田 あゆう 文藝春秋 2006-08売り上げランキング : 447233Amazonで詳しく見る by G-Tools 内容、可もなく不可もなし。 一つだけ。 人の出身校の名前間違えんじゃねえ(激怒) 78ページ。 新聞記事の引用の中で、著者自身の 「(中…

予想通りの

TV

「SP」最終回。 予想通りの”衝撃の結末”。まあ、話を続ける(しっかり「つづく」って出てたし(笑))には、黒幕、つまり現時点でわかる限界の「悪い人」がこの人である、というのはやっぱり予想通りだった。井上君が最終的に対決しなくてはいけないのはこの人、…

上野清士『フリーダ・カーロ〜歌い聴いた音楽〜』(新泉社)

フリーダ・カーロ 〜歌い聴いた音楽〜上野 清士 新泉社 2007-06-29売り上げランキング : 754064Amazonで詳しく見る by G-Tools ※2011年2月25日、ブログ「興味と妄想」とこのはてなダイアリーの合併時に、この記事もコピペしました。この記事には著者の上野様…

やっぱり懲りた

一昨日、俄かに「クッキー」が食べたくなり(嫌いなものなのに、体質でも変わったのか?)、材料は揃っていたので、早速ネットでレシピを検索して作ってみた。 ふくらみすぎたー!!!!! じゃなくて、ふくらむということを知らなくて、天板(と言ってもうちの…

されど、減価償却せねばならぬので

ブラウンのぐるぐるは、また熱心に使っております。 まず、離乳食作り。 10倍がゆを、ぐるぐるぐる〜 茹でたにんじんを、ぐるぐるぐる〜 茹でたほうれん草を、ぐるぐるぐる〜 茹でた白菜を、ぐるぐるぐる〜 (便宜上「ぐるぐる」と言っておりますが、実際の音…

今更ながら、ぐるぐるを買った理由…

折角なので?ブラウンのぐるぐるを買った理由を書いておきます… それは… 大好きな俳優さんが… 某ママ向け雑誌の… 別冊付録の離乳食の本で… このぐるぐるで離乳食をお作りになるお姿をご披露なさっていたからです…v いや、元々、壊れたフープロに代わるもの…

山田風太郎『わが推理小説零年 山田風太郎エッセイ集成』(筑摩書房)

わが推理小説零年―山田風太郎エッセイ集成山田 風太郎 日下 三蔵 筑摩書房 2007-07売り上げランキング : 477846Amazonで詳しく見る by G-Tools 昨年7月に出てすぐ、9月頃に購入した本。 と こ ろ が 「編者解説」(日下三蔵)によると、「このシリーズは」とあ…

『幻妖 山田風太郎全仕事』(一迅社・一迅社ビジュアルMOOKシリーズ)

幻妖 山田風太郎全仕事ポストメディア編集部 一迅社 2007-03-26売り上げランキング : 338595Amazonで詳しく見る by G-Tools これも、下の記事の本と同時に買った本。 山田風太郎作品の資料的ムックって、他に何かあったかも。あった。でそれにも未収録作品が…

岩佐美代子『宮廷に生きる 天皇と 女房と』(笠間書院)

宮廷に生きる―天皇と女房と (古典ライブラリー)岩佐 美代子 笠間書院 1997-07売り上げランキング : 589025Amazonで詳しく見る by G-Tools 先日、同著者の『宮廷文学のひそかな楽しみ』(文春新書)を読んだばかり。 これまでの、宮廷に生きた女性についての、…

偶然の灯

先日読んだ『なにわ華がたり』と、『終の栖 仮の宿』。 この、全く共通点のない、なさすぎる2冊の本に、ある共通点が。 それは――― 「マツダランプ」。 東芝の前身、と『なにわ―』にはあるが、正確には東芝の電球の名前(しかも由来はゾロアスター教の光の神!…

北村薫『街の灯』(文春文庫)

街の灯 (文春文庫)北村 薫 文藝春秋 2006-05売り上げランキング : 114794Amazonで詳しく見る by G-Tools 昨年から忙しいもので、毎回こういう注記をしなくてはいけないのは自分でも馬鹿馬鹿しいのだが、昔から北村先生のファンです。作品も9割は読んでます。…

愛新覚羅顕蒅『清朝の王女に生まれて―日中のはざまで』(中公文庫)

清朝の王女に生れて―日中のはざまで (中公文庫BIBLIO)愛新覚羅 顕〓@59D7@ 中央公論新社 2002-12売り上げランキング : 250784Amazonで詳しく見る by G-Tools 激動の… アップダウンというか正確にはトップからダウンダウンの、でも何をしてダウンと言うかとい…

おうち宿坊記

うちの喚鬼くんは、毎日快調に離乳食を食しております。 最近は、おかゆのほかに野菜も食べています。まずはニンジン。おかゆもニンジンもすりつぶして。 透明な器は「差し湯」。おかゆは時間が経つにつれて水分が蒸発して硬くなってしまうので。まだトロト…

食ってしまって写真を忘れた鍋

「キューピー3分クッキング」、1/17放送、「白菜と豚バラ肉の土鍋煮」(サイト内を検索して下さい)。 鍋大好き人間としては、週3日鍋でも全然OK。やっぱ白菜と豚肉でしょ。ということで、豚肉と白菜の重ね蒸しなんてのはよくやりますが、今回の、たまたまつけ…

あたしゃ日本で非ロマンティック

今日は、昨日から読みかけていた本をお休みして、実家の母をお迎え。 ヨーロッパ4カ国旅行(羨ましいですな)のお土産をもらう。旦那にワイングラス、私にTシャツと絵葉書としおりとバッグ、子供にTシャツ、布のバッグ、帽子、あと、途中寄ったルーアンで買っ…

流し見してる

TV

今年の大河は、ホマキ(和宮)待ちで流し見。丁度メシの仕上げしてるからアヴァンなんて見たこともないし、ぶっちゃけ、あたしはサツマのサの字も聞きたくない人。 何で沢村一樹が出てるのかな〜、と思ったら、よく考えてみればこの人鹿児島の出身だもんね。い…

岸田理生『終の栖・仮の宿 川島芳子伝』(而立書房)(読書日記) 

終の栖・仮の宿―川島芳子伝岸田 理生 而立書房 2002-07売り上げランキング : 875941Amazonで詳しく見る by G-Tools 1989年ベニサン・ピットでの公演の脚本。今日は軽めに。 よくまとまっていました。休憩抜きなら1時間ちょっとぐらい? 史実をきちんと押さえ…

少しだけ、前の記事と関連して

やっぱり、事実がどうとかというのもあるけど、「伝えられ方」というのも歴史だと思う。 ちと話は離れるけれども、最近のやたらな徳川ブームも、大きな「揺り戻し」の例だよね。だって、「大徳川展」の次が「近衛家のナントカ」でしょ。こんなの完全に大河絡…

一発謎かけ(前回のは…誰も覚えてないだろうなあ)

ハワイの島とかけて、自分の子供と解く。そのこころは? 「カウアイ(可愛い)〜」

昨日のしおりの続報ほか

昨日、本にはさまったしおりに、犯人とその動機が書いてあった…という話をした。 で、昨日の夜、な〜んかヘンだな〜と思ったら、その動機、 「○○の遺志」 の、その「○○」の、名前が間違ってた(笑)。 いや、指している人物は正しいんだけど、名前が微妙に… ば…

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横溝正史『白と黒』(角川文庫) 白と黒 (角川文庫―金田一耕助ファイル) 昨日1日かかって読んだ。 これも、文庫では何故か図書館に所蔵されておらず、かといって全集で借りると本が重い、ということで、読み逃していたのだと思う。ブックオフで、「そういえば…

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廓正子『なにわ華がたり 中川絹子 桂米朝と一門をささえた半生記』(淡交社) なにわ華がたり―中川絹子 桂米朝と一門をささえた半生記 落語家の奥さんと言えば、働いた経験もなく家の中で頑張って切り盛りしている、というイメージがあったのですが、この絹子…

うわー別の本でよかった

昨日読んでいた『三つ首塔』。ブックオフで買ったのだが、角川文庫オリジナルのしおりがついていて、片面は角川書店の他の本の広告になっている(『シリーズ 日本の伝説』第一期十二巻。これはこれで面白そう)。 で、今日、何気なくそのしおりを裏返してみた…

1/8のコメント数及びコメントが正しく表示されない件

「教わるのか学ぶのか」の記事。コメント0件と表示されていますが、2件です。あーちゃんと、ちゃんとやりとりしてるのよね。 データとしては記録されてます(編集画面を見ればわかる)が、表示がバグっているのです。記事画面では私のコメントのみが、「コメン…

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横溝正史『三つ首塔』(角川文庫) 三つ首塔 (角川文庫―金田一耕助ファイル) これは、夏前に買って(恐らく図書館には文庫で所蔵されていなかったため)、8月に読もうと思いながらずーっと、図書館で借りた本を優先していたがために、そして、冒頭部分(「序詞」)…

鴨下信二『面白すぎる日記たち 逆説的日本語読本』(文春新書)

本日急ぎ読む。 面白すぎる日記たち―逆説的日本語読本 (文春新書)鴨下 信一 文藝春秋 1999-05売り上げランキング : 289152おすすめ平均 日記を読む楽しさ指南Amazonで詳しく見る by G-Tools 面白おかしい日記を紹介していく本ではない(そう思って読んでみた…

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宮田昇『戦後「翻訳」風雲録―翻訳者が神々だった時代』(本の雑誌社) 戦後「翻訳」風雲録―翻訳者が神々だった時代 確かに風雲録だ。戦後の翻訳出版に関わった翻訳者、編集者、出版者etcの嵐の日々を、元早川書房社員、のち翻訳出版エージェントとして生きた著…