2007-01-01から1年間の記事一覧

小菅繁治『兄 藤沢周平』(毎日新聞社)

兄 藤沢周平小菅 繁治 毎日新聞社 2001-02売り上げランキング : 1009381Amazonで詳しく見る by G-Tools しまったああああ。年末だというのに更に暗い気分になるような本を読んでしまったああああああ。 何かっつーと、藤沢未亡人・義娘(前妻の子)と、周平氏…

12/25〜26

牧羊子『ごちそうさまの一年』(文藝春秋) これが、前々回、本棚で探したのに見つけられなかった本(笑)。予約を入れて受け取りに行ったら、やっぱり他の館からの取り寄せだった。不思議なことに予約(リクエスト)を入れると、仮にこちらが受取館に指定した館に…

クリスマスだったのに

今年は読む本を厳選することもなく何となく田村さんだった。 例年は、それなりに考えてみるのだ。そして実際に読むこともある。 ベタベタとしては、ホームズのパスティーシュ集にクリスマスものがあって、これはわざわざ古書で手に入れて相方にプレゼントし…

『現代詩読本 田村隆一』(思潮社)

田村隆一 (現代詩読本・特装版)思潮社 2000-08売り上げランキング : 592416Amazonで詳しく見る by G-Tools これも直接本棚で”ふり”でゲット。詩なんて好きなものを好きなように読めばいいのだがやはり好きな詩人のことがあれこれ語られているであろう本を目…

12/22

父・藤沢周平との暮し 直接本棚で、”ふり”で借りた。他にも藤沢周平評論があったのでめくってみたのだが、故郷との関わりと何だか美化しているような調子だったのでやめた(私は以前書いた記事の本の方を信用しているので)。

今年最後の

図書館へ昨日行ってきた。 北村薫の、今年夏の新刊は、所蔵している全ての館で貸出中で、昨日までに届かなかったので、涙を呑んで予約キャンセル。予約順位は私は1位なので、1冊でも返ってくれば借りられるんだけど、予約したままにしておくと多分今年中に用…

12/20〜21

さて、先ほど「カレーを食いながら読む」と書いた、椎名誠『ワニのあくびだなめんなよ』(文藝春秋)である。あ、ものを食いながら本を読むのは私の最大の習癖であり、何もこの人の本を軽視しているわけではないので悪しからず。いやむしろ非常に楽しみにして…

12/18〜19

杉本苑子『華の碑文 世阿弥元清』(中公文庫)

ブックオフはオフじゃない(翌日加筆修整)

どうしても有栖川有栖作品のうちいくつかを持っていたくなり、近所のブックオフに走る。 お目当てのものは大体買えたものの、105円コーナーにあったものより普通の価格がついているものの方がはるかに状態が悪く、こういうことはしょっちゅうあるので今日は…

ローレンス・ブロック、田口俊樹『殺しのパレード』(二見文庫)

殺しのパレード (二見文庫 ブ 1-19 ザ・ミステリ・コレクション) 詳しくは明日。 というわけで12/18。 ”殺し屋ケラー”シリーズ第3弾。なのだが、次の『Hit and Run』(米国でも未刊)でこのシリーズは終わってしまうらしい。 以前にも書いたが、ローレンス・ブ…

12/13

杉本苑子『雪中松梅図』(文藝春秋) 冒頭の「眠れドクトル」。丸山遊女の検査、所謂梅検については、この作品に描かれた英国人医師ニュートン先生の活動が初めてで前例はないかのようにされているのはいかなる仕儀か?

12/11

杉本苑子『銀の猫』(文春文庫)

こんなところでゴホゴホ

保健所で見つけたポスター。 右下に、「沖田総司 幕末に活躍した新選組の一員。結核のため、24歳にして死す。」とあります。24歳説を採っているようです(色々説があるらしいけど)。 しかし、何で、沖田は「近藤さん」じゃなくて「土方さん」なんだ?(笑)もう…

12/10

杉本苑子『鶴屋南北の死』(文春文庫)

高島俊男『漢字と日本人』(文春新書)

漢字と日本人 (文春新書) いや時間かかったわ… 正確に何日かかったか憶えてないの。多分4、5日だと思う。難しくて、ちびちび読みながら何日も経ってしまったし、最後の方なんかはもうヒイコラだった。新書とナメてかかったのが間違い。他の新書は、そのジャ…

東海林さだお『コロッケの丸かじり』(朝日新聞社)

そろそろこのシリーズにも飽きてはきたのだが、出ているとつい読む。 この「かじり」シリーズは、『週刊朝日』連載の「あれも食いたいこれも食いたい」の単行本化なのだが、いっぺん連載時に読んでみたら何かつまらなかった。これは、椎名誠の「赤マント」シ…

スピッツ『旅の途中』(幻冬舎)

旅の途中 既に初版がかなり売れた頃だと思うのだが… ファンが期待したような本ではない。ということは、私が下世話な期待をしたほどの本でもないということだが(笑)。いやファンならどんな本でもいいのか。スピッツ自身が書いた本としては、大分前にロッキン…

 福沢一郎『知られざる藤沢周平の真実 待つことは楽しかった』(清流出版)

知られざる藤沢周平の真実―待つことは楽しかった福沢 一郎 清流出版 2004-12売り上げランキング : 680027Amazonで詳しく見る by G-Tools 図書館の本棚で見つけて「ふり」で借りた。なかなか「ほほぅ」だった。 一言で言えば、「藤沢周平にとって故郷とは何だ…

「あるスキャンダルの覚え書き」

あるスキャンダルの覚え書き [DVD]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2010-06-25売り上げランキング : 44248Amazonで詳しく見る by G-Tools ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットという、新旧(いや、旧と言っては失礼だが便宜上…

子供は寝てなさい―「アポカリプト」

(ストーリーの細かい点に触れてはいますがネタバレはしてないつもり)アポカリプト [DVD]ポニーキャニオン 2007-11-21売り上げランキング : 8464Amazonで詳しく見る by G-Tools えー、この映画を一言で言うと「血しぶき」です。他の何でもなく、血しぶきです…

12/1

北原尚彦『シャーロック・ホームズ万華鏡』(本の雑誌社)

ローレンス・ブロック 阿部里美訳『快盗タナーは眠らない』(創元推理文庫)

快盗タナーは眠らない (創元推理文庫)ローレンス ブロック 阿部 里美 東京創元社 2007-06-20売り上げランキング : 453158Amazonで詳しく見る by G-Tools 実はブロックには、昨日書いた有名2シリーズ以前に、この「エヴァン・タナー」シリーズがあった。何と…

ローレンス・ブロック『泥棒は深夜に徘徊する』

泥棒は深夜に徘徊する ― 泥棒バーニイ・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)ローレンス・ブロック 田口 俊樹 早川書房 2007-07-13売り上げランキング : 424364Amazonで詳しく見る by G-Tools ”泥棒バーニイ”ことバーニイ・ローデンバーシリーズ、最新刊…

あの十字をよく見てね

「英国旗、200年ぶりに変更も=ウェールズの赤い竜をデザインに」 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2007112900115 ウェールズが、「うちのシンボルも入れてよん」と言っている。これに大臣も「考えてみるね」と。 英国国旗はユニオンなジャックで…

安西篤子『花あざ伝奇』(講談社文庫)

花あざ伝奇 (講談社文庫)安西 篤子 講談社 2000-09売り上げランキング : 803685Amazonで詳しく見る by G-Tools 中国ものの短編集。表題作と、「烏孫公主」と、曹操が主人公の「朝焼け」がよかったですな。 所収の「張少子の話」で直木賞を受賞しているのです…

牧羊子『おいしい話つくって食べて』(主婦と生活社)

おいしい話つくって食べて 詩人にして美食家、開高健夫人。 収録のレシピよし、対談よし、エッセイよし。 これも、借りたのは単行本だけど、文庫が出ていて絶版なので、ブックオフで何とかしたいもんです。 あ、「まきようこ」ってどっかで聴いたと思ってた…

義務が第一、自分は次―『クイーン』

クィーン [DVD] [DVD]" />エイベックス・エンタテインメント 2007-10-24売り上げランキング : 10990Amazonで詳しく見る by G-Tools 偶然、王室ものがかぶりました。 うん、いい映画でしたね。映画館で見てもお金を損したとは思わないし、映画館で見逃しても…

フジ二連荘―愛しの仁吉&三島由紀夫に捧げるSP

TV

「しゃばけ」…まあまあ。 原作本の挿絵を描いている柴田ゆうさんが「キャラクター原案」としてクレジットされている割には、何故か鳴家のデザインが挿絵と違います。うーん、これは、挿絵の方が可愛いのになぁ。 ま、あたしはタニショーが見られれば何でもい…

丸元淑生『丸元淑生のクック・ブック 完全版』(文藝春秋)

文庫あり↓ 丸元淑生のクック・ブック (文春文庫) いやー。これも当たりな料理本。何たって、まだまだ実に色々な誤解をしていたんだなーということがわかったから。 特にサラダ!サラダって、「野菜を洗って水に浸けて上げて油と調味料を混ぜたドレッシングを…

11/23

阿川佐和子『グダグダの種』(大和書房)