連れビョー

 親と検診ってちと妙な気分…
 でも、「親の前ではせんせーに訊きたいことも訊けないのではないかー」というのは杞憂で、うちの母ちゃんは診察室まではついてきませんでした。奥床しいなあ。ワシが親だったらついていくぞ(笑)
 しっかし病院というのは、つくづく、「元気な状態で来るべきだな〜」と思う。
 勿論矛盾してる。
 年寄りが井戸端会議のために病院に来ている、とか、笑い話で、「ナントカさん来てないわね」「彼女風邪引いたんですって」なんてのもよく聴く。
 しかし、本当に、大病院なんて、元気じゃなきゃ行けない(笑)
 待つでしょ。短時間で他人に自分のことを説明しなくちゃいけないでしょ。会計でも待つでしょ。混んでるとロビーで会計を待つ間も座れない(マジ)。
 初めてこの病院に来た頃は本当に、立ってても座っててもしんどかった。いざ自分の番が来てもまともに言葉にならず涙目で訴えるしかないほど痛んだ。そういう時に午前中の診察だったから、ロビーで座れず、ベンチに繋がった荷物置き台に座ってた。
 それがまー…随分余裕ぶっこくよーになってしまって。
 変なの。
 病気ではないというがやっぱり普通ではない、というヘンさを、正に最近実感しているなあ。
 しかし…
 今日は今日で、
 予約時間間違えてた〜(笑)
 前回同様、14:30〜15:00の受付だと思い込んでた〜。
 この時間帯、つまり大病院はどこでもそうだが、実は午後の方が空いている。何でかって、みんなが「朝イチは空いている」と思って朝イチに来るから。この時間帯だと、ほぼ予約時間通りに呼ばれるし、帰りの会計も速い。 
 14:00ちょっと前に、1Fロビーの「再診予約機」に診察券を通して、先に採尿と採血。
 と こ ろ が …
 採血室で順番待ちながら予約票を見たら、
 9:30〜10:00って書いてあるじゃないですか
 流石にその瞬間は顔が強張りましたね。
 せ、せんせいすいません!!って。
 採血が終わって出たら、母が「もう呼ばれたわよ〜」。しえ〜。
 高野「すいません、予約時間間違えてましたー」
 先生「あ、そうですか?」
 …そうなのだ。別にその時間に来られなくても「連絡不要」って予約票に書いてあるぐらいだから、病院というのは「去る者追わず」ではあるのだ。
 というか、実はこの「予約時間」というのは、病院の側で、30分刻みで何人、という「人数の管理用の目安」であって、その時間にその患者が来なくても困ることはない。ちなみに、この病院では30分の枠に8人!入れている。勿論、30分で8人診ます!!!!ではない。大体これぐらいの受付人数は来ますよ、という心構えのようなものだと思う。
 というわけで、先生としては、私がすーっかり勘違いしていても関係なく、14:00ちょっと前に受付はして採血採尿をしている間に、丁度14:30ぐらいからの枠に入ったということで。
 ぶっちゃけ、まあ同じ日であれば時間は関係ないようなもんで…
 ちなみに、次回は確かに14:30〜です。
 でもなあ。この忘れ方はショックだ(いや、前回、確かに先生には15:00ぐらいね、って言われた記憶もあるんだけどなあ…)。
 昨日は割に大事にしてた皿割るし(接着剤でくっつけたけど)。
 細かいボケはもうこのところキリがない。
 でも本は読んでる。
 違うのだ。そういう問題ではないのだ。
 前々から思っていたことだが、「本を読む」ということは結局、きわめて受動的な作業であり、実は大して脳味噌なんぞ要らないのではないか。少なくとも、自分が好きな本を読んでいる限り、目で文章を追って理解できないなんてことはほとんどないのだから、ただ楽しんでいるということは、あんまり脳味噌は使っていないのではないだろうか。
 一番脳味噌がかかるのは「考えること」と「手で書くこと」。実は「読む」ということには、食器洗いをするほどにも脳味噌を使って考えていないのではないかと思う。
 同様に、キーボードで書くこともだ。ボケ防止にブログ、なんて言われるが、手書きでないと意味はないそうだ。
 つまり、時間は使っているが実はあんまり脳味噌を使ってはいないのだなあ。手書きなんて何年まともにやってないだろうか。
 かといって、手書きならブログなんてやらんよみんな。
 まあ今のボケぶりは多少はホルモンの影響もあるのだろう。
 ボケてみてわかるボケと衰え。普段よりは自分自身に気をつけねばいかんのは確かだ。