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上等舶来・ふらんすモノ語り | |
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クロワッサンとベレー帽―ふらんすモノ語り (中公文庫) | |
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ともあれ、やっぱり面白い本。
特に、最後の方、翻訳していて具体的な何かがわからない時はデパートに行く、というくだり。確かに。デパートというのは、何でもある=横方向と同時に、入っている店1つ1つの専門性=縦方向があって、非常に便利な場所だ。
図説 ロンドン塔と英国王室の九百年 | |
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私がロンドンで一番好きな場所はロンドン塔。
2003年晩夏。ロンドンに着いたその夜、旦那に、「見せたいものがある」と、最初に連れて行かれたのが、このロンドン塔のすぐ外側にある、ローマ時代の石壁。その前にアウグストゥスの像が建っている。旦那はロンドンは学生時代に続いて2度目で、ここには前回の旅行でも来たことがあった。そして歴史オタク。この石壁というのがロンドン発祥の地だそうな。イギリスというのは島国なのだが大陸に近すぎて、日本とは国の成り立ちが全く違う。ロンドンは、スカンジナビア半島から島に渡ってきて北から攻めてくる軍への防衛拠点としてローマが作ったのだそうだ。
その時に、その場所から眺めた、ライトアップされたタワーブリッジ。セント・ポール寺院。
ロンドンの夜。「タワー」の夜。今でも脳裏にはっきりと思い出せる。
翌朝、いそいそと行ったロンドン塔は、正にパラダイス。
歴史好き、イギリス好き、ロンドン好きにはもう…
言葉では言い表せない。
ウキウキ、ワクワク、足取りも弾み、見るもの全てが嬉しくて楽しくて、まるで夢の中にいるようだった。
またロンドンに行く機会があれば、また行くかもしれない。
とか言いつつ、翌年のロンドンでは行かなかったけどなあ(おいおい)。
その時は、地下鉄のストで、回り道ルートの路線で帰るために、駅に向かって歩いている途中、雨にけぶるホワイト・タワーを眺めた。
ちなみに霊感とか全くないので、幽霊は見ませんでした。
本の話をすると、『ロンドン塔』(中公新書、1993)の大幅・カラー化・増補新版ということになる。その本が出るまでは、ロンドン塔に関する専門書はなかったのだそうである。漱石の『倫敦塔』を除いては。『倫敦塔』も、この『ロンドン塔と〜』には沢山引用されている。
ってか私、『倫敦塔』読んだことないし〜。
ともあれ、この著者にはイギリスの生活文化や漱石&ロンドン関係の著書が多いので、引き続き読むつもり。
あああと、この本で知ったのだけど、「ガンダルフ」って名前の人は実在するのね!(49ページ)勿論魔法使いじゃないけどね!