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絵本たんけん隊―小さなまぶしいタカラモノをさがしに…
絵本たんけん隊―小さなまぶしいタカラモノをさがしに…
クレヨンハウス 2002-11-01
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 ある日、図書館から帰ろうとした時にふと目に留まって借りた、「フリ」で借りた本。しかし今まで椎名誠の本なんていくらでも検索して読んでたのに、全く引っかからなかった、不思議な本でもあります。別に子供の絵本選びの参考にしようと思ったわけではありません(著者としてもそんなつもりの本ではないようです)。ある教会で数年に亘って行われた講演の記録なのですが、著者自身が読んで面白かった本の話や、子供にとって絵本とはどんな出会いなのかとか、強引に言えば素朴な語りです。
 お風呂の中でじっくりダシガラになりながら読んでいて、どうしても、うちの子供が絵本を読み聞かせても聴いてくれない悩みを新たにしてしまいました。うちの子の悩みは目下2つ。トイレトレーニングが全く進まないことと、読み聞かせを完全無視であること。後者はTVのせいじゃないかと反省してます。言葉も凄く遅いし。1歳の頃はまだしも、2歳になったら子供というものは読み聞かせれば聴いてくれるものだと思っていたのですが、うちの子は全然ダメです。もう3歳近いのに全く読み聞かせに興味を持たないのは(自分でパラパラめくっている時はある)、これは将来本を読まない子になるんですかね。読みすぎる子にはしたくないけど。
 そういうわけで、トイレ関係の絵本のくだりでは、海外の絵本に結構いいのがあるなと思いました(日本にも、『ノンタンのおしっこしーしー』などがありますが)。幼稚園をどこにするかとか2年保育か3年保育か以前に、このままオムツが取れなければ必然的に3年保育行けないじゃん…公立の2年保育でも全然構わないのですが、そんな理由でってのはなぁ…
 私が子供の頃に読んでいたものは、もうスタンダード中のスタンダード。何度も読んだものは数えるほどしかありません。日本の昔話と『大きなかぶ』と『ぐりとぐらのえんそく』と『しろくまちゃんのほっとけーき』と『ねずみくんのチョッキ』シリーズと『はじめてのおつかい』しか知らない。
 逆に言えば、親の読み聞かせと、読み聞かせてもらった本が自分で読めるようになった年頃ぐらいまでの絵本しか、まともなものは読んでません。
 昔からめんどくさがりやの私は、翻訳ものでちょっとでも長そうなもの難しそうなものは読まなかったので、小さい子供用絵本が終わった後に普通だったら読むはずの「児童文学」はほとんど読んでません。『トム・ソーヤ』なんか何が面白いのか全く想像もつかず、『ハックリベリ・フィンの冒険』も同(ファンの方すいません)。『エルマーの冒険』も読んでない。『宝島』も『十五少年漂流記』も興味なし。
 我が愛する青いエプロンの君が、とある写真集の中で読んでいた『てぶくろ』も、そんな本があることさえ、その写真集を見るまで知らなかった…何かどうも、外国の童話とか民話とかで、絵の線が劇画っぽいやつがダメだったらしい。
 あと、いかなる理由かは知らないのですが、『100万回生きたねこ』だっけ?も、何と小学校に入るまで知りませんでした。
 子供の頃のインパクトNO.1は、やはり『花さき山』。子供の頃は全然意味わかんなくて、とにかく怖かった。数ヶ月前に図書館で借りて再読して泣きました。
 面白かったのは『いたずらこねこ』、これは弟が小さい時に初めて読んで、オチの絵が実にいい。
 世の中にはこんな童話もあるのか、と子供心に、ちょっと大人になったように思ったのは、レオ=レオニ『みどりのしっぽのねずみ』。私立の小学校に受かった後、だから1年生の時か、幼稚園でお世話になった先生から絵本を二冊贈って頂き、そのうちの1冊。これも独特な話ですよね(でも『スイミー』はかなり大きくなるまで知らなかった…)。フランス語で「マルディ(正確には、ドイツ語のrと同じく、「マックディー」に近い)」が「火曜日」だということもその時に知りました(笑)
 絵本ではありませんが、宮沢賢治の短篇「土神ときつね」も、強烈なお話ですよね〜。『注文の多い料理店』も忘れちゃいけません。あれって、結局、レストランの主は誰だったんでしょうか?巨大な山猫?よくわかってないです。ややオーバーな表現がありますが、そのオーバーさが似合うんですよね。
 子供の頃の本さえ偏ってるよ。
 しかしやっぱり、こうして子供の頃に読んだ絵本が次々と出てくると、もう大人になったのに、もう一度読みたいと思ってしまいます。ボーナスで買うかぁ。
 さてうちの子はいつになったら、本を破らなくなるのか。
 セットで欲しいぐりとぐら。得体の知れない卵はちょっと遠慮しますが、卵の車の方は欲しい!
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ぐりとぐらの絵本セット(ぐりとぐらの絵本)やまわき ゆりこ

福音館書店 2003-10-10
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star全冊ほしい「ぐりとぐら

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 我が愛しの君が勿体無くもお手にしていらした民話。動物たちが次々と手袋に入っていき、農夫が近づいてくると逃げてしまうというお話。そういえば『てぶくろをかいに』の向こうを張って、椎名誠に『胃袋を買いに。』って本があったなあ。
てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)エウゲーニー・M・ラチョフ

福音館書店 1965-11-01
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starいきいきとした動物たちが魅力
star「てぶくろ」とは。
starなぜかワクワクしてしまう

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 懇切丁寧な、ホットケーキが焼けるまでの絵がたまりません!
しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)
しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)
こぐま社 1972-10
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star毎日ホットケーキ
star一緒に作って食べようねっ!
starほっとけーきはすてき

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 オチはわかってるのに、何度読んでもワハハ。
いたずらこねこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
いたずらこねこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)レミイ・シャーリップ

福音館書店 1964-11-01
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star左右の動きで、見るものの心をつかむ構成に感服
starおもしろい絵本
star幼い頃遊んだ絵本

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 実は未だに意味がわからなかったりします…
100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)
100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)
講談社 1977-10-19
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star大人だからこそ、涙
starベスト1
star限りある時間をどう生きるか

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 昔著者のサイン本持ってたんだけどなあ。惜しいことをした。小さいチョッキを無理矢理着た時のあざらしの顔が最高(笑)
ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 1)
ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 1)上野 紀子

ポプラ社 1974-08
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star不思議な絵の魅力
starねずみくんはこれで良いのか?
starシンプル

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 まだあるんだ!
みどりのしっぽのねずみ―かめんにとりつかれたねずみのはなし
みどりのしっぽのねずみ―かめんにとりつかれたねずみのはなし谷川 俊太郎

好学社 1979-04-01
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 これは、子供は1人で読めない絵の怖さ。『半日村』もいいお話です。
花さき山 (ものがたり絵本 20)
花さき山 (ものがたり絵本 20)滝平 二郎

岩崎書店 1969-12-31
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star人を思いやるということは、自分の人生を花で彩ること
star自己犠牲のひつような時、我慢をおしえる本
starあやの心

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 これも共通するテーマの本。ETVで朝やってる「てれび絵本」で知りました。いいのか、それでいいのかくれよん!
ちいさなくれよん (こどものくに傑作絵本)
ちいさなくれよん (こどものくに傑作絵本)安井 淡

金の星社 1979-01
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starちいさなくれよん (こどものくに傑作絵本)
starおおきな ちから
star私の大切な宝物★

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 これは去年読んだ。すっごく不思議な話なのに、とぼけた絵で、非常に奇妙な読後感。
よるのさんぽ
よるのさんぽ
架空社 1990-02
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