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ドイツを知るための60章 エリア・スタディーズ
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現代ドイツを知るための55章 エリア・スタディーズ
	明石書店 2002-01-04 売り上げランキング : 424753 おすすめ平均 ドイツを知る手掛かりになりました。 どこから読んでもＯＫで読みやすいが時に筆がすべり Amazonで詳しく見る by G-Tools

　いつもやってしまって、「ああ〜(^^；)」と思うのだが、似たタイトルの本ってのはやっぱり内容は一部かぶるんである。著者は違っても。
　Amazonレビューにある通り、章ごとにテイストもバラバラだし何故この章にしたのか、という基準がわからない。イギリス篇、アイルランド篇はよかったのになあ。
　あとやたらと戦後補償に拘るね。出版社のせいか。
　それと、イギリスかぶれ同様、この本も超かぶれ系。無理矢理日本と比較してる部分がある。ドイツ様様で日本は全部悪いという本（笑）。いつも思うんだが、自分が日本人であることを忘れて欲しくない…というか、忘れて生きてるのかね、外国の研究してる人ってのは。その点、外国人って外国の研究してても自分のアイデンティティが一番なんだけどね。日本人って不思議なことに、真っ先に忘れるのが自分の国のことなんだよな…
　ホントに、このシリーズ、アイルランド篇はよかった。イギリス篇は、大学紹介が何故かケンブリッジのみな点（留学経験の章なので、著者の中にオックスフォード経験者がいなかったんだろう）を除けばまあまあ。でもドイツ篇はひどいね。ドイツを知りたかったらシリーズの良さに騙されずに他の本を読むべき。正直、何が言いたい本なのかわからないので途中でうざくなった。