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烈日―東京湾臨海署安積班
烈日―東京湾臨海署安積班今野 敏

角川春樹事務所 2010-09
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starついに登場

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 『ランティエ』をわざわざ定期購読して連載で読んでたのに、何故借りる、何故読む、自分(笑)。ついついね(笑)。まとめて読むのはやっぱり違うんだ(笑)。
にっぽん漂流 (1977年) (文春文庫)
にっぽん漂流 (1977年) (文春文庫)五木 寛之

文藝春秋 1977-11
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私の東京町歩き (ちくま文庫)
私の東京町歩き (ちくま文庫)川本 三郎 武田 花

筑摩書房 1998-03
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star80年代後半の東京の下町の風景がわかります

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 80年代後期の東京の東部というのは、正に今とは隔世の感。というか今の開発がひどいんだけどな…。江戸川区も今はもうすっかりゴチャゴチャとした街になっていて、余り水辺(漁村)の風景はないですね。全てはこの20年ぐらいで急激に変わりました。この本に書かれているような風景の頃は、世田谷育ちの私には東京の東部というのは遠い世界でしたが(世田谷も30年前は空き地と畑ばっかりだったけどね(笑))、今は実際住んでいても時間的に遠い世界になってしまいました。まあそれでも、世田谷あたりと違って、「地上に普通に川が流れてて、橋がかかってる!!!」というだけで驚きましたが。暗渠とドブ川以外の普通の川は、こっちへ引っ越してきて初めて見ました(笑)。まあ、道が川でぶった切れてて、無計画にチャリで走るのが危険な土地とも言えますが(笑)。
 まだ豊洲あたりは、車で走っていても運河の街だとわかりますが、今後地上に増えるマンション群によって、景観は全く変わったものになるでしょうね。それにしても有明あたりにまで住もうとは思わんなあ。いくら電車走ってたって。
琅邪の鬼 (講談社ノベルス)
琅邪の鬼 (講談社ノベルス)丸山 天寿

講談社 2010-06-08
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starメフィスト賞受賞作品

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 いい意味でトンデモ歴史ミステリ&ファンタジー。いい意味で力技の人がまた出てきた。敢えて近しい所を探せばやはり風太郎系だし、宇月原先生を俗っぽくした感じあり。紀元前の話ですが読みやすい描写に、色気もアクションも十分という、エンタテインメントの見本のような吸引力のある作品。それに琅邪といえば、三国志ファンにとっては非常な憧れを持って思い浮かべる地名。この物語から約400年後、あの人を輩出する土地ですからね(笑)