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巨大生物図鑑
巨大生物図鑑デイビッド ピーターズ

偕成社 1987-12
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おすすめ平均 star
star最高の巨大生物画集
star恐竜から鯨まで、大きさが実感できる絵本です。
star大きさにびっくり

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 椎名誠おすすめ本。
 これ、何と言っても、全て同縮尺というところ。紙面の制限で、意外とこういう本はないのだよね。紙の東武ワールドスクエア(笑)(ここの最大の価値は全ての建物が同縮尺であることなのだ!)
 本の大きさにそもそもびっくり…いや、借りて後悔したんだけどね(笑)。いや借りる時から大きさはわかっていたんだけどね(笑)。返しに行く時大変だ(笑)。
 そして中身は、アパトとブラキオの大きさにビックリだな(笑)。そのちょっと前のページにT-REXが載っているわけだが、アパト&ブラキオの方がいかにでかいかということがよくわかる。だけどその彼らをT-REXなどの肉食獣は食っちまってたわけで、ああなるほどよくCGの再現映像なんかである、集団で狩をしてたわけだわとか納得できるわけである。
 シロナガスクジラもでかい。これはアパト&ブラキオよりでかい。
 そうそう、同縮尺と共にこっちの方がキモかもしれないのだが、現存動物も絶滅動物も一緒くたに並んでいる。だから一瞬、あれこんな動物いたっけ、あなんだ絶滅動物かあびっくりした、を繰り返すわけである。勿論、こんな動物が今もいたら面白かったのになあなんてことも思う。
 しかしなあ。
 普通はサメとか恐竜とかがね、怖いページなんだけども、私にとって何よりも怖いのはイカなのである。ダイオウイカなのである。これは子供の頃に魚類の図鑑の見返しのカラーページで、こんな巨大なおっそろしいイカが実在するということを知った頃からの怖さ。
 水族館に行って、よくある巨大水槽に、このイカが泳いでたら、私はその前で間違いなく失神します。でも実際にはどこかに標本があるぐらいなんですよね。白っちゃけた。珍しいものらしくて。
 同じぐらいの大きさのものだったら、多分サメが泳いでても(まあこれも流石に水族館で5メートルクラスなんてのは勿論見たことないけど)怖いとは思わないんだろうけど、イカはダメです。あの形がダメなんです。つかみどころのない、ぬるーっとした流線型。余りにも流線型すぎる流線型(笑)。それとあの色合いね。オレンジっぽいの。あれもダメ。まあ普通水揚げされたばかりのイカってそういう色なんですけどね。でもダメ。とか言っても食べるイカは平気です。つまりあの形のままでかくなってるってのがダメなんです。ちなみにイカの塩辛も内臓部分のあの色が正にダメです。内臓落として一生懸命身だけ食べます。お茶漬けとかありえません。
 しかもダイオウイカってさ、恐竜と同じ頃からいるんだよね。生きた恐竜じゃん。(ちなみに天敵がマッコウクジラだというのはこの本で初めて知りました)
 そもそも私、一番嫌いな生き物は、アンモナイトなんですわ。今いないけど。絶滅動物でも、本で見ることはあるから、嫌いと言ってもいいと思います。ダメだなこれ。私海の中ってどうも怖いんですよ。最近やっと、「世界絶景紀行」とかそういう番組で、綺麗な海の中なんてのは見られるようになりましたが、暗い海の中とか、古代の海の中は絶対だめです。だから行けないって今は!(笑)
 その割に水族館は最近結構楽しんでるんですよね。まあ今頃気がついたけどこのへんの水族館では確かにそーんなに巨大なものはいないですね。先日行った下田の海中水族館では、ダイバーのお姉さんの餌付けショーを大変堪能致しましたです。イルカショー面白かったです。結局何なんだ。それにイルカって魚類じゃないじゃん。