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あめりか物語 (岩波文庫)
あめりか物語 (岩波文庫)永井 荷風

岩波書店 2002-11
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 これは文章が難しいのでちびちび読むこと1週間。
鹿島茂が語る山田風太郎 私のこだわり人物伝 (角川文庫)
鹿島茂が語る山田風太郎  私のこだわり人物伝 (角川文庫)鹿島 茂

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-05-25
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 これは、ETV「知るを楽しむ」の1シリーズ「私のこだわり人物伝」で山田風太郎を採り上げた時のものに加筆したもの。
 山田風太郎を語るにかの鹿島茂といううってつけの人物…ですが、残念ながらソッチ方面を熱く語るのでは当然なく、それでも鹿島さんらしく見事に明快に「山田作品の作られ方」を解説している。まあソッチ方面は、ねぬえいちけいだから、無理ですな(笑)。
 ワタクシは放映時のテキストも持ってます。何故か角川からこの本が出ているわけですが、何を考えているのかワカランのは、肝心の内容は前半だけで、後の半分は「東京南町奉行」「伝馬町から今晩は」の再録だということですね(笑)。それでもなお薄っぺらい文庫本であります。どこをどう加筆なのか読み比べてないのでわかりませんが、テキストの方を持っている人はこっちは要らんのではないかと…。初めての読者にはいいんじゃないですかね。多分、この2作品は好例として鹿島さんがチョイスしたんだろうし。
 私は以前『室町少年倶楽部』をブログでレビューした際、義正とお今のチョメチョメ(古い)が、小説に描かれたソウイウシーンでは最高の物と書きましたが、鹿島さんも全く同じことを書いていらっしゃいます。そうだよねえ。あれほど美しいチョメチョメはないやねえ。
 ちなみにこのシリーズ、「大槻ケンヂが語る江戸川乱歩」なんちういいものもありまして、これもテキスト持ってます。「この人この世界」だったかの、やなせたかし編もよかったですよ。お子さんがアンパンマンファンのお母さんは是非。
大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (角川文庫)
大槻ケンヂが語る江戸川乱歩  私のこだわり人物伝 (角川文庫)大槻 ケンヂ 江戸川 乱歩

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-04-24
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港町食堂 (新潮文庫)
港町食堂 (新潮文庫)奥田 英朗

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ぼくの性的経験 (徳間文庫)
ぼくの性的経験 (徳間文庫)田村 隆一

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