「三人の角度展」続き
結局ブログの方にはまとめられそうもないので、こちらへ。
本日の画像は当日撮影した別カット。
絵の収穫
1)SGA851様同様、平成ライダー集合図。
「受け継がれる正義」だったか(画集収録)。
特撮ヒーローというのは、まとまるとまた別の感動があるもんだなあ〜とあらためて思った。
戦隊ものの「新剣銃士フランスファイブ」のイラストもよかった。戦隊物育ちで大好きなので、もっともっと世界に広まって欲しいなあ。日本の「取り入れ力」「消化力」は、オリジナリティがないという批判よりは、それに徹しつつも毎年何かしら新しいものを生み出す戦隊ものを見れば、素晴らしいと思えるはず。
2)やっぱ響鬼。
これを、雑誌ピンナップよりも画集よりもデカいサイズで見られたのもよかった。個人的には、左上スペースに何も入っていないこのオリジナルがやっぱりいいと思う。
3)『宇宙船』初期表紙
創刊号など3号分の、開田氏によるロボット表紙。この雑誌が、当初はこうした真面目なイラストの表紙だったことがわかったのは収穫だった。ずっと、『宇宙船』という、マニアっぽい誌名なのに表紙はメジャーっぽいよなあ、と不思議に思っていたので、その謎が解けました。やっぱり本来は真面目な(?)雑誌だったんですね。
「特撮の写真の表紙の頃しか知らなくて…」と申し上げたところ、工藤画伯には、「特撮イケメン目当てだな〜(笑)」と言われました(^^;)それは否定しません(笑)欲しい号だけピンポイントで中古買いしてたし。
SGA851様によれば、この雑誌、休刊になってしまったそうな。独自色の強い(当たり前だけど)雑誌がまた1つ消えるのは残念。雑誌というのは、編集部自身にも客層がよくわからなくなったりすると休刊になってしまうものらしいが、この雑誌も、売れるもの(特撮方面とか)を一生懸命載せていったら、他とかぶっちゃったというのはあるだろうしなあ…
人の収穫
えー、描かれたお3方が、初日ということでいらっしゃったのですが、結局工藤画伯以外とはお話しできず。これはまあいいや。
お花。唐沢俊一氏から確か届いていたような。
そしてお花といえば、「エンターブレイン」社長「浜村弘一」さんから。
この方、昔から知っている…と言っても、弟が買っていた『週刊ファミコン通信』(当時)に「鈴木みそ」先生が連載していた『あんたっちゃぶる』という体験漫画に、担当者「浜ちゃん」としてこの方も毎回出てきていたのだ。その後担当者は変わり、浜村氏もアスキーを退社して現在のエンターブレイン(えーと、表紙の絵の松下さんの絵の会社…だっけ)を興されたらしい。
で、更には、鈴木先生の2代目担当編集者が「鈴木ドイツ」氏。HNというか通り名の通り、ドイツ軍好きだそうである。金髪にグラサンという姿で『あんたっちゃぶる』に登場していた。
この「鈴木ドイツ」氏が、本当に工藤画伯のマイミク(マイミクシィ)の「鈴木ドイツ」氏であったことが(こういうの、外部で書いちゃっていいのかな)、今回工藤画伯に尋ねてみて判明。ちょっと年齢が合わないと思い、同姓同名もいるもんだと思っていたのだが、やっぱり同姓同名はそうそういないらしい。現在の年頃から逆算すると、『あんたっちゃぶる』時代は相当若かったのだ(今の私ぐらいかもっと下)。
ドイツ氏は当日お見えになる予定だったそうだが、私はお会いできず失礼した。
いやそれにしても、昔楽しんでいた漫画の関係者が、まさか10年ほども経って割に身近なところから繋がるとは。
思えば、あれから人も会社も色々あったんですねえ…(物凄い感慨)
『あんたっちゃぶる』は私が大学生の時で、最初はゲーム業界のウラ側を覗くというコンセプトだったらしいが、好奇心の赴くまま?様々なジャンルに突撃し、纏め方もうまく、面白かった(2巻が一番好きです(笑))。その後、『おとなのしくみ』『オールナイトライブ』も本当に楽しませてもらった(この2作品は本来?の、ちょっとブラック風味が強い)。今では『銭』(未読)がNHK-BS「マンガノゲンバ」でも採り上げられるほど。すっかりメジャー漫画家…ですよね?
会社の方も色々ありましたね。アスキー出版も引っ越したり社名変わってたりしましたっけ?そもそも今は『Weeklyファミ通』だし。
というような「繋がり復活」も楽しいひと時でした。
おまけ
最寄駅「表参道」の、B2番出口の目の前が「ナカタネットカフェ」だったんですよね(先日閉店)。地上に出てびっくり。確かにお客さん並んでましたよー。
SGA851様を、外観だけでもご案内すればよかったなあ。何だかワシすんごい舞い上がってまして。