意図は問うまい―『輝』

輝―仮面ライダー響鬼写真集
輝―仮面ライダー響鬼写真集
 
 予告通り?ざっと。
 宣伝通り、使われている写真は前半が4/5、30話以降のものは最後の方のみ。
 大きな写真中心に(未公開結構あり)、いくつか、藤林聖子さん(!)による詩、文字は康唯子さん(この方、あの「ラストエンペラー」の題字だったんですねえ!!!)。と、出来は豪華。ただ、番組内スチールなので、『Preview Issue』の時のようなスタイリッシュな撮り下ろしは勿論なし。
 新体制色極力排除。本当に写真と詩のみで、巻末インタビューはヒビキさんと明日夢君。
 あるべき雰囲気に浸りたい人には、放映終了直後に出たどれよりもよっぽど、これが「写真集」。但し勿論高すぎる。しかもビニールで包んであって店頭でめくることすら不可という正に”鬼”。図書カード、Amazonギフト券、割引券何でもいいから持ってる人はかき集めるべし。
 『キャラクターブック 鬼の肖像』など、既刊の写真集で暴言を吐きまくっていた新体制某スタッフ(=「響鬼さんみたいな人はどんな人?」との質問に「井○○○」と答えた某P)も一切出てこない。本当にこの人は、暴言吐いてとことん恨みを買いたいのか、それよりもわざわざ逆撫でするような発言を繰り返して反応を愉しんでいるフシがあるのが許せない。「子供向け」を脱すると言いつつ、この人の好きな脚本とか物語とか、まず本人の行動原理が一番子供っぽいって、わかる人にはわかると思うんだけどね。
 この時期に、こういう「前半」を強調した本が出る意図が奈辺にありやというと…やっぱ(今年は目一杯ライヴァルの多い、無謀な)映画のため?というのはいくら何でも穿った見方ですか。