ゲイジツあれやこれや東西

 この秋〜冬に見たい展示と、この機会にちょっと大英博物館の話。
 まず、前にも書いた弥生美術館の「伊藤彦造追悼展」(このサイトに割引券あり)(-9/24)。原画の素晴らしさを堪能させてくれるらしい。急がなきゃ。
 上野の森美術館ダリ回顧展」(9/23-1/4)。前売券買っておこう。ダリ大好き。こないだ「迷宮美術館」でもやってましたね。一番最近見たのは、2004年のロンドン・サウスバンクの「ダリ・ユニヴァース」で、閉館30分前に駆け込んで見ました。主に彫刻が展示されてました。何でロンドンにあるのかは不明(笑)でもこういう思わぬ出会いが嬉しかった。
 国立西洋美術館ベルギー王立美術館展」(このサイトに割引券あり)。(9/12-12/10)。金曜夜開館か、「ダリ」とハシゴ。これも前売券買おう。ベルギーの美術館は質、量ともに素晴らしいのは勿論、今回は大好きなマグリットデルヴォーまで来てるんだものvv
 この3つは、最悪、9月23日(祝日!)にハシゴできるけど(笑)昔、展覧会3つとコンサート1つのハシゴっていうのをやったそれ以来(この時はコンサートの途中で一瞬寝た)。ダリ朝イチ、ベルギー、不忍池から暗闇坂を登って弥生の順でしょうか。(弥生とダリに金曜夜間開館がないのがネックなのだ)
 東京国立近代美術館モダン・パラダイス展」(ここもこのサイトに割引券あり)。(-10/15)これは金曜夜開館。定期あるのでぴゅーと行って来ます。
 世田谷美術館ルソーが見た夢、ルソーに見た夢」(10/7-12/10)。ルソー大好き。画集も持ってます。ルソー、フジタ他40名の展覧会。そういえば、ルソーといえば世田美は常設で1枚持ってるんだった(ちなみに横尾忠則もある)。妹が免許を取ったんでマジで実家から美術館まで送ってもらうという手もあるが、車庫入れが心配(笑)用賀駅から25分歩くぞ、マジで。だってバスが20分に1本、それもかなりいい加減で、遅れたり、間隔は合っていても全然違う時刻に来たりするんだもん。こんないい加減なバスに乗らなきゃいけないところに美術館作るなっての(砧公園の中で、公園自体駅からは離れているのだ)。このバスを使って通勤していた間、通算何ヵ月分の時間を無駄にしたことか…(怨)
 おまけ。国立科学博物館大英博物館 ミイラと古代エジプト展」(10/7-2/18)。あーこれ、ロンドン行った時高いんで見なかったやつだ(笑)(これが巡回して日本に来たわけ)。ロンドンって博物館自体はタダなんですが、それだけに「特別展」の高さが気になって(自然史博物館だったか、「ロード・オブ・ザ・リング」展が確か9ポンド!!)、現地で見ない、ということがよくある。
 「大英博物館」のしかも「エジプト」とくると、前回の某新聞社の展示で懲りたんだけど、ミイラだからちょっとは信じてみるか。バーチャルで色々見られるらしいです。確か現地の看板にもそんなこと書いてあったな。
 前回の上野の「大英」。何であそこから借りてきてあんな程度のものなの?(しかも1時間半も並んで!)特に、太平洋の島々の展示。ひどかった。1つだけな上に、それならもっといいものを出せばいいものを、超見栄えのしないもの(見栄えが全てではないが、バランスを考えてほしい)。多分現地で交渉した人が完全に騙されましたね。現地で見た客は騙せませんよ!あの新聞社の底の浅さがこういう所にも出てます。あちらさんは、改装工事中に、あんなカスっぺたのものだけ高い金で(多分)貸して、割のいい出稼ぎだったでしょう。今あそこ、財政難ですから(最低寄付金額が「5ドルか3ポンド」って決まってるんですが、それじゃもう寄附じゃないしドルの方が得(笑))。以後このテのものは信じてません。
 大英博物館日本語公式サイト
 「大英博物館」なら、15年ぐらい前に世田美でやった「大英博物館展」の方が100倍いいものが来てました。水晶のドクロも翡翠の仮面も、ラムセス二世像(これ、小さいけどいい作品で、現地で探したけど出てなかった。別のラムセスはあります)、ハワイの羽毛の巨大なマントも、現地でも主要とされる展示物がかなり来ていた、レベルの高いものでした。あんな展示は未だにない。
 むしろ、今現地の方が、昔の「置いとくから見てって」的な「ごろた石状態で放置」(相方が卒業旅行で行った頃)に比べ、はるかに「小ぎれいな展示」になっちゃってて、ディスプレイは凝っているけど、表に出ている展示物は多分かなり減ってます。昔はさわれた(相方はさわった)ロゼッタ・ストーンは、ケースに入っていてさわれなかったし(さわらんでもいいが)。中庭部分がドームに覆われたオシャレなロビー=エリザベス2世グレートコートになったのは、あれはすてちだし便利ですが、展示部分は「いかにも博物館っぽい展示」に変えるための工事をここ数年で進めているようです。残念です。どかどか置いてあるっていうから憧れていたのに…。
 2003年の時はアメリカ・アジアゾーンが工事中で入れず、2004年にそこにはリベンジしましたが、水晶のドクロはあったっけ…翡翠の仮面は、南北アメリカゾーンの奥の奥(全体でも中庭の奥の棟)にあったし、ハワイのマントはなかったか、太平洋部門そのものに入れなかった。地下のイスラムゾーンも立ち入り禁止で、デカブツは見られなかった。日本部門もそんなに展示品はなかったですね。茶室は再現されていたけど、確か微妙に間違ってたような(笑)
 さて、問題は、この秋の計画、相方がどうするか…大抵は一緒に行くのですが、2人なら勿論料金は倍、交通費も倍、食費も倍。たまにとてもお得な「ペアチケット」とかもあるので、先に弥生へ行って、その時に上野に出て駅で確認してこようかな。