5/22〜24

 昨日は1日飯炊き以外はゴロゴロしてて、寝ながら本読んだり飯食いながら読んでました。(今朝は相方がいつもより早く会社に行くというので、一応起きただけは起きて、明日は雨だというので急いで洗濯してまたゴロゴロ)
 森枝卓士『アジア道楽紀行』(ちくま文庫)読了。
 アジア道楽紀行
 いつものワイルド取材旅とは違って、豪華列車に豪華客船、そして楽園リゾートホテル…
 こういうゴーカな旅もいいもんだ。
 あ、実は前回のロンドン・パリ8日間も、その前年のロンドン旅行で懲りて、
「今回はちょっとはまともなもんを食おう」
というコンセプトもあったのに、結局毎日昼食抜きで歩き回った。だってどっちの街も物価高いし(違いは、パリの方がロンドンよりはるかに値段に見合った味だってことだけどね(笑))。
 歩き回った挙句に、日本と違って夜が早いもんだから、20:00以降にホテルまで戻ればドラッグストアすら開いてない。パリでの初日は唯一開いていた、フランス語と中国語と英語チャンポンの中華料理店。米の飯(チャーハンとオレンジポークだったかな)に感動。他はガソリンスタンドの売店(ここがコンビニみたいに食べ物も置いている)でサンドウィッチ買ってホテルで食べた。ロンドンで一番美味かったのはスーパーの中華お惣菜で、これもグラム単位で買ってホテルでがつがつ。
 一体いつになったらまともな旅行ができるんだろうな。
 清水義範『もうなつかしい平成の年表』(講談社)
 もうなつかしい平成の年表
 細かい評論ではなく、元年から10年まで、ひたすらに平成何年何月何日に何があったという記録と、簡単な感想。
 うーん。ここ1、2年のあれこれを決めたことは、全部平成に入ってから起こってるんじゃないかというほど、あれもこれもみんな平成だ(某国のIAEA脱退とか)。自分も年取ったってことだけど。この年表でやっとわかったのだが、私が北京に行ったのは今から10年前の2月で、平成になった時はX歳だったのだなあ。そんなことももう思い出せなくなっていた。
 有名な事件はどれも、「そーいえばあったあった、この年だっけ」なのだが、1つ、全く知らなくて驚いたことを挙げると、平成2年1月22日、
「東京の御徒町のガード下の道路が突然長さ13メートル、深さ5メートルにわたって陥没し、10人もの人がけがをした。とてつもない光景であった。これは、新幹線の上野―東京間のトンネル工事で、手抜きが行なわれたためであった。」
しぇ〜。
 御徒町のガード下って…どのへんだろ。あのへんかな。アメ横をぼんやり通り抜けると御徒町。っていうか場末に引っ越して、上野の最寄駅がJRじゃなくて「上野御徒町」になったわけで、まああのひらけたあたりの、ガード下っつったらJRのですよね。全然知らなかった。陥没ってこれ、凄いことですよ。で、「陥没」とか「倒壊」ってのは、外国じゃないんだからって言いたいが、必ず手抜き工事が原因なんですね。
 そういえば、以前神田で新幹線の建設反対みたいなポスターを見たけど、そういえば上越新幹線も東京から出てるんでしたっけ?手抜き工事ってこの時の工事でしたっけ?私が昔長岡に行ったのはダイアナ妃事故死の数日前なので、平成9年なんですが(こんなことも調べないと忘れてた!)、東京へ回らず、途中の上野から新幹線に乗りました。
 阿川弘之『食味風々(ぶうぶう)録』(新潮文庫)
 食味風々録
 『山本五十六』しか読んだことなかったので、セカンド阿川&初エッセイ。
 娘さんがいつも仰ってるほどには、意外と文句が少ない(笑)(実際、巻末の父娘対談でもそう言われている(笑))。
 ロンドンで食べたもので一番美味かったのはハロッズのサンドウィッチだ、には大いに賛成。ホントにそうだった。ロンドンで美味いのは正統派のサンドウィッチだけです。
 既に著書を通じて懇意(?)の人々―吉田健一さん、奥本大三郎さん、辻静雄さん、辻嘉一さんなどなどもちょいちょい登場したのも嬉しい。
 などなど、挙げたいことは色々なのだがきりがないのでよしておく。
 あと、初めてお写真を拝見したのですが、お嬢さん、よく似てらっしゃいますなあ。