森枝卓士『ワインを飲みにオーストラリア』(早川書房)、阿川佐和子・檀ふみ『アガワとダンの幸せになるためのワイン修業 カジュアルワイン編』(幻冬舎)、阿川佐和子・檀ふみ『アガワとダンの幸せになるためのワイン修業 ゴージャスワイン編』(幻冬舎)

 ワイン本がかぶったのは、うちの区にない『ワインを飲みに』を予約したら思ったより早く届いたのと、”アガワ本”を続けて読んでいるから。別に酒が飲みたいわけではない。元々アルコールは、ないならないで別にいいという程度。
 『飲みに』。相変わらず、書かんでもいい一言が多くて鼻につく著者。
 『修業』。毎回ソムリエを招き、その回のテーマに沿ったワインを飲み比べていくというもの。ただ、この肝心のワイン”修業”の部分が、当然だがソムリエ、アガワ、ダンの鼎談形式であるため、楽しそうなのだが結局何を言っているのかよくわからないのだ。毎回の終了後の2人のエッセイは面白いのだが。