どろろ
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撮影地はNZだし、もう明らかに最近の見飽きた風景と香港無国籍系アクションには食傷していたので劇場には行かず、正解。
最初の方:説明をセリフで済ませすぎ。映像で期待は持たせられるけどその後裏切られる。
中盤:出てくる妖怪がウルトラ怪獣並みの(ウルトラ怪獣そのものは悪くないけど)チープ。
終盤:ヘンにゆっくり描きすぎて却って冷める。一気に行っちゃってれば「アクション映画」としてはそれなりの評価が得られたのにね。
あとは、何で日本映画なのにああいう香港系髪型&衣装になるのかとか、何で架空の世界を設定する必要があったのかとか―――
つまるところ、どうも「世界公開」というレッテルが作る側にこびりついてるといいことないなと、それで一体世界的興収はどれぐらいだったのかなと、結局売れ線要素をいくら盛り込んでもダメなものはダメと。
…という風に、色々言いたいことはあるけど馬鹿らしいので略。
但し、こういう批判は、原作は絵面しか知らんし、この映画がどの程度原作世界を生かそうとしてるのかどうかとかの判断もつかないんで、そういう視点ではなくあくまで映画を見ただけの感想です。
中盤以降、やたら妻夫木君の「止めアップ」があるので、彼のファンにはたまらんだろーけど。
柴咲コウファンにも、太腿がふんだんに見られるという意味ではいいけど(オイオイ)。
終盤の、ラスボス(オヤジ)との対決は肩透かし。
でも、ああいうラストシーンは結構好き。
そうそう、取られちゃった48箇所のうち、ナニはドウなんだ?という疑問(SGA851様のところにちろっとコメントしちまいました)は、最後で答えが出たわけだけど(笑)
相方「蹴られたら痛いってことは、本物なんじゃない」
で、あのシーンがこの第1部(続きを作りたいのは見え見えだけど、キャストが応じるかどうかは…)全体のオチだったりしたら面白い。
見終わって相方を見て、つくづく、「ホンモノでよかったなあ」と思ったり(下品(笑))。*p1*[読書日記]阿川佐和子『阿川佐和子のガハハのハ この人に会いたい3』(文春文庫)
今回は結構、後に凄いことをやる人の先取りが多かった。
但し、谷川俊太郎さんとの対談で、いくら両親の知人とはいえ、時々タメ口なのは気になった。