加賀美幸子『やわらか色の烈風』(ちくま文庫)

やわらか色の烈風 (ちくま文庫)
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　詳しく書いている暇がないのが残念ですが、実にいいエッセイでした。感傷に流れず、しかし味わい深く、「言葉」を愛する者としては出会えて幸せという本です。
　この方は女性で初めて大河ドラマのナレーターをなさった方で(「峠の群像」)、そういえば偶然、今年の大河もこの方。大河のナレーションは、外れると1年のお付き合いが非常に辛い(「毛利元就」の某H野K子には辟易した)のだが、この方ならよし。