天井に届く無駄

 少し前になってしまったが、15日、図書館に本の貸出延長に行った。勢い込んで借りておいた中野翠さんの本の期限が、軒並み16日だったのだが、入院していて全然読めなかったのである。子供は相方が―お盆休み最終日―1時間ぐらいなら見ていられるので、「外に行ってきたら?」ということで。
 結局延長手続きだけしてさっさと帰ってきたのだが、ふと、図書館の子供コーナーで、絵本でも借りようか…と思った。しかし、「まだ早い」と思い直してやめた。読み聞かせにもまだ早いし、仮に、色の鮮やかな絵本を見せるだけでもいいにせよ、子供にとって絵本というのは口に入れたり手に持って遊ぶものでもあるので、図書館の本というのはまずいだろうと。(失礼な!図書館の本は不潔ではない!という議論はここでは措いておいてもらう。)
 しかし娘よ。
 君が読む本は絵本止まりでよいのだ。
 女の子は本なんか読んじゃいけません。余計な知識がつく。
 いや、「世界の名作」とか、日本のえらい人の本なら読んでもいいぞ。
 パパやママの持っているような本は読んじゃダメだよ〜ん。
 母「そんな本なら捨てたら?
 ぐはあっ(喀血)