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 永井路子『噂の皇子』(文春文庫)
 永井路子『山霧 毛利元就の妻』上・下(文春文庫)
 数年前に山口県島根県に安いツアーで行った時、唯一感動したのは、山にかかる霧の美しさだった。山口県、つまり長州は大嫌いなのだが(だからこの旅はさしずめ「敵情視察」か!?(笑))、県道(多分)を観光バスで走りながら、緑の山にかかる霧を見て、ああそういえば大河「毛利元就」の原作は『山霧』であったな、と思い出した(ちなみに、ガードレールの色が県の名産であるみかんの色)ものである。