少女よ、モップを抱け〜「モップガール」

 えー、今クールは珍しいです。TVドラマを見ない私が3本も連ドラ見てます。
 その中でのイチオシは、意外や「モップガール」。
 公式サイト
 http://www.tv-asahi.co.jp/mopgirl/
 (今、ここでDLした壁紙使ってる(笑))
 何で意外かというと、この「金曜ナイトドラマ」という遅い時間の枠は、基本的に起きてないか、観たくても録画。ところが今クールは、起きてリアルで観てる!(「時効警察」は、「帰ってきた時効警察」の方を録画して観てただけだし)
 前にも書いた通り、偶々第2話を観てから続けて観ているのだが、つくづく第1話を見逃したのが惜しい出来(これは「ガリレオ」にも言える!(T_T))。
 後から知ったのだが、ヒロインを演じる北川景子嬢が「コメディに初挑戦!」ということで話題らしい。しかし私は最初がこのドラマだから、「いつもシリアスだったのがコメディに」という意外性については何とも言えん(笑)(ちなみに現在公開中の映画「ヒートアイランド」では普通の役らしい)。しかしこのドラマ単体で言えば、実にいい。何をやっても可愛いのだろうという気がする(ついでに、いつも動きやすいパンツルックでスポーティなファッションなのだが、何を着ても可愛いって、若いっていいわねー)。雑誌の記事では、「現場になじむのに1週間かかった」とあるが、実になじんでいるじゃないか(笑)。この枠おなじみの凸凹コンビで、谷原章介とのかけあいも毎度楽しい。
 憧れのブライダルコーディネーターになれた途端に葬儀社への異動を命じられてしまったヒロイン。事件現場のお掃除と葬儀一切がお仕事。ところが何故か、死者の遺品に触った途端、前日に逆戻りしてしまう特殊能力が目覚め…
 小学生の時に自分を庇って事故死した女性の記憶とは何か関係が?そして、タイムリープしてまで「死ぬはずだった人を救う」ことに何の意味があるのか?
 ストーリーも段々と佳境に入り、コメディばかりではなく厳しい物語もある。先々週の、第4話は救われない話だった。この点でも、明るいばかりではなく哀しみに出会った時のヒロインの姿もいい。
 さて今後、楽しいかけあいも期待するけれど、ヒロインとタニショーのコンビはどんな発展を見せるのか。そして数々の謎は解けるのか。最後まで楽しみにしている。
 <おまけ>
 「SP」は、好きな岡田君と、真木よう子嬢に期待して見始めた。(堤真一と岡田君って、「フライ、ダディ、フライ」じゃん…)
 だが、今の所何とも…
 ちょっと脚本が、処々に不自然なところが見受けられるのが残念ですね。まだ2話とはいえ、決定的におかしいところもいくつか。例えば、病院で検査して戻ってきた部下に、仕事の指示を与えてから呼び戻して、「病院の結果はどうだった?」。オイオイ、SPなんて身体第一な仕事してて、そりゃないだろ!先に訊くだろ!
 …、と…処々に、何だかキメキメの少年漫画みたいな展開が目につき、憮然。
 あと、主人公の能力について、時間ないのかもしれないけどいきなり何もかも病院で説明しすぎね(笑)。「スターウォーズ」のエピソード1だか2だかで、フォースのあるないが血液検査でわかる、のと同じぐらいのガッカリ(笑)
 まあ、フジが「踊る―」に続くコンテンツとして力を入れているものですから、ぬるい目で見守ってあげましょう。
 そもそも岡田君はSPになるには身長が足りない、という有名なツッコミは、私はスルーしますよ、ハイ(笑)
 それにしてもやっぱり真木嬢って、こう、嗜虐心をそそるんですな…予告を見て、「あ、やっぱり彼女には手錠かけてみたくなるんだ、今回のスタッフも(笑)」。その1・緊縛してみたくなる。その2・不幸な死に方をさせてみたくなる。その3・妙な脱がせ方をしてみたくなる(「ベロニカは死ぬことにした」は、あんな作品で初脱ぎとは余りにも勿体無い…)。