昨日のしおりの続報ほか

 昨日、本にはさまったしおりに、犯人とその動機が書いてあった…という話をした。
 で、昨日の夜、な〜んかヘンだな〜と思ったら、その動機、
「○○の遺志」
の、その「○○」の、名前が間違ってた(笑)。
 いや、指している人物は正しいんだけど、名前が微妙に…
 ばらすんならちゃんとばらせえ(笑)
 もひとつ。
 昨日、桂米朝師匠とその夫人の半生記、
なにわ華がたり―中川絹子 桂米朝と一門をささえた半生記
なにわ華がたり―中川絹子 桂米朝と一門をささえた半生記
これを偶々図書館で借りたら(米朝師匠ご自身の著書も沢山読ませて頂いてもう丸2年ほどになりますが)、今朝の「生活ほっとモーニング」のゲストが米朝師匠やった。
 元気ですな〜。
 うちのばあちゃんより5つ年下ですか。そうか、20歳で兵隊に取られて、ギリギリで行かずにすんだ年代か…このちょっと上、ばあちゃんよりちょっと下が山田風太郎で、彼が戦争に行かなかったのは、本当に偶然。
 米朝師匠の「もう1人の師匠」として、正岡容が紹介されていたけれど、この人の”最後の弟子”が、都築道夫御大である。とにかくこの正岡容という人は、すぐに「絶縁状」を送る、すぐ弟子を破門する人で(これは今朝米朝師匠も仰ってた)、それをすぐに撤回するのが常。都築先生も何度となく破門され、そして最後はついに都築さんの方から足が遠のく形だったらしい。米朝師匠曰く、「けったいな人」。関西弁で言われるとなるほどなかなかソフトです。
 ちなみに、その借りた本の存在はここで知りました。
 「米朝事務所のホームページ」http://www.beicho.co.jp/
 一門に興味のある方はどうぞ。
 師匠の息子さん、小米朝師匠は、この秋に何と、五代目米團治を襲名。うーん、自分の師匠(父親)の師匠の名前を継ぐって、どんなプレッシャーなんでしょう。で、この方、大のクラシックファンで、自らを「モーツァルトの生まれ変わり」と称し、ドイツ語堪能、かつてはNHKの「ドイツ語講座」に出演してました。友よ。ドイツ好き、と言えば、かの志ん生師匠の次男、志ん朝師匠も、独協学園に通い、外交官を目指してドイツ語も相当勉強していたりしたらしい。日本人にはたまにこうしたドイツ好きが出る。それとも時代なのか。
 私が毎朝「ちりとてちん」を見ているせいで、どうも子供がオープニングテーマを認識した様子。始まると一瞬動きが止まります。ああ、最初に喋る言葉が若狭弁か大阪弁やったらどないしよ。急いで江戸落語聴かせな。志ん生がええか文楽がええか。べけんや。
 若狭いうたら私にとっては有栖川有栖『海のある奈良に死す』以外は思い出せないのだが(笑)。「新婚ネタ」のある『ダリの繭』と並んで、この作品は、火村助教授の過去を窺わせる場面がある点で、F女子必須であります(おいおい)。
 海のある奈良に死す (角川文庫)
海のある奈良に死す (角川文庫)
 ダリの繭
ダリの繭