岸田理生『終の栖・仮の宿 川島芳子伝』(而立書房)(読書日記) 

終の栖・仮の宿―川島芳子伝
終の栖・仮の宿―川島芳子伝岸田 理生

而立書房 2002-07
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 1989年ベニサン・ピットでの公演の脚本。今日は軽めに。
 よくまとまっていました。休憩抜きなら1時間ちょっとぐらい?
 史実をきちんと押さえつつ演劇の特長もよく生かした脚本だと思います。
 それにしても1989年。昨日の『清朝十四王女』の初版も1989年。確か、劇団四季の「ミュージカル李香蘭」がそのちょっと後あたり。『清朝〜』の冒頭でも、老人のセリフとして、川島芳子の「報道史」が要領よくまとめられていた(これはうまい)けど、やっぱりこの頃に何か盛り上がったんだろうなぁ。