楽太郎、「円楽」襲名へ。

 http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080808-OYT1T00280.htm?from=main4
 まあ、そらあそうだろうとは思ってたけどね。
 一番弟子…ではないのね。今調べてみたけど。
 楽太郎師匠は、大学(青学)在学中に円楽師匠のカバン持ちのアルバイトをしているうちにスカウトされて弟子入りした人。
 この人の「愛され弟子」スキルを目の当たりにしたことがある。
 それも、友人と「笑点」の収録を見た後。
 あのへんでは他に店もなく、後楽園の敷地の中の蕎麦屋に入ったら、何と楽太郎師匠とこん平師匠とあと名前のわからないお2人(笑点メンバーではない)と一緒に、近くの席に座った。
 …いやそしたらもう、動くわ動くわ。
 細かいことは忘れてしまったけど、とにかくこの人が率先して動いてた。
 おしぼりをパッパッと全員に配ったりお箸も渡したり、注文をとりまとめたのもこの人で。
 多分、4人のうち、彼より目上なのはこん平師匠だけだったのではないかと思うんだけど、一言で言えば「腰が軽い」。しかも文字通りの意味でも。注文したものが届くまでまともに座ってなかったんじゃないかな。
 気が利くってのはこういう人を言うんだろうなあと。偉いなあと思った。考えてみれば、相当にいい年の男がお店で自分が動くって、あんまり目にしない。宴会の幹事ぐらい。落語家に弟子入りするとこういう時代が長いんだろうし、楽太郎師匠は勿論自分も弟子のいる師匠なんだけど、まだいくらでも上はいる。でも、それにしたって驚くほど働く人だった。 
 私は逆に、正に気が利かないタイプで、本当に何にもできないので、ああこういうのが「優秀な弟子」、師匠に愛される弟子なんだな、と羨ましくなった(なっても何も変わってないけど)。きっと円楽がタバコを咥えれば(吸うか知らんけど)次の瞬間には火がついてるだろうし、手を出せばカバンから絶対に正しいものが出て来るんだと思う。そりゃ、スカウトもされるよなあ。すげえなあ。と、珍しく現物を見たことのある芸能人だってのもあるけど、素直にすげえと思う。