お盆!とは!

 …そもそも、東京者なんで東京にいるんスよ…
 世間じゃお盆とか言ってるが、私にとってはお盆はあくまで7月じゃ…
 大学に入るまで、世間一般のお盆とは8月15日前後であり、「帰省」というものをするのだと、知らなかった。
 東京に住んでいる人はみんな東京の人だと思っていた(ホントです)。
 「上京してくる」っていうこと、「地方出身の人が東京で一人暮らしをしている」とか、一人じゃなくても人が出身地じゃないところに住むことがある、ということを、全く考えもしなかった。
 まあいかに狭い世界で生きてたかってことですねー。小学校から高校までエスカレーターの女子校で、家庭環境も同じ子ばっかりだったし。
 とはいえ、知らないはずはないんですけどね…だって、祖父母まで遡れば地方なんだから、東京に移住する人は現にいるってことは知ってるはずで。
 両親が東京生まれだから、「帰省」っていう儀式は知らなかった。いつでも、普通に「おばあちゃんちに行く」でしかなくて、盆暮れ正月にしか帰れない!とかじゃなかったから。「帰省」が絡まないと、ホント8月のお盆ってのは関係ないので、何かそのへんで、東京に住んでるみんなが東京の人だと思ってたのかも。
 帰省なんてもんが国民的大騒ぎなんだから(今日がラッシュだそうな)、いかに東京に地方出身者が多いかってことだな…
 考えてみれば、うちを含め近所はマンション密集地で、同じような時期に一斉にマンションができ、当然ベビーラッシュも数年毎に巡ってくるであろうはずなのに、そのど真ん中にある個人の産婦人科が年間100件ちょっと!しかお産を扱わないわけだから、いかに地方出身者だらけで、里帰り出産が根強い習慣かってことだ。これも、私は実家が近いから”里帰り”なんて必要なく、自宅と実家の間ぐらいの大学病院だった。東京にいれば、お産難民ってことはあんまし実感しないな…(ただ、その大学病院も年間120件程度だが、出産は重なるので、私と同じ時期に4〜5人まとめて産まれてた)。
 というわけで、この時期ってのは、東京モンが息をつける日々だ!イェイ!
 と、敢えて休まずに仕事だった…正にその日!
 大停電!!
 休みだった旦那に車で途中の日比谷駅まで送ってもらって出勤!
 だったのが2年前!(…3年前だっけ?)