有栖川有栖『妃は船を沈める』(光文社)
貸出期限が迫っていたので今朝急いで読んだ。
妃は船を沈める | |
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この作品ではまだ「助教授」だったかな?『火村英生に捧げる犯罪』から「准教授」になったのかな?まどっちにしろ、火村「助教授」が、元々、原語の意味である「教授を補佐する立場の先生」としての仕事をしているとは思えないんで初めから「准」のようなもんですが(笑)
物語は、犯人はわかっていてそれをいかに客観的に証明するか、というタイプ。中篇が幕間を挟んで2つの、3部構成。
謎解きはいつもの通り。
でもって、一番は、これは多くのファンもそうだと思うのだが、今回初登場の女性警官。どうも作者は助教授と彼女をくっつけようとしているのか!?というぐらいの書き込み・接近ぶりで(しかも私の好みのタイプの女性ではない!)、はっきり言ってそればっか気になって他はもう、ってな具合でした。有栖川先生ゴメンナサイ。
しかしこの彼女、『火村英生に捧げる犯罪』には登場しないので、ちょっと胸を撫で下ろしている所。
というかやっぱり、どんな女性が登場しても、助教授には似合わないよね!?
あとはいつもの通り、有栖川先生、お願いですから、助教授の過去を書くまでは、不慮の事故などで亡くならないで下さい!