ロイバー(Raeber=独・「盗賊」)・バーニイ
先日来、ローレンス・ブロックの「泥棒バーニイ」シリーズを読み返している。やっぱりバーニイはいいなあ。海外ではスカダーものよりこちらのシリーズの方がずっと人気があるそうだ。日本って、真面目なものの方が売れてないとおかしいみたいな変な風潮があるじゃん。バーニイのシリーズは肩が凝らず楽しめるし、意外と(!)推理小説としての筋立てもよくできてて、適度に謎解きも楽しめます。
私がリアルで読み始めたのは割と新しい、『泥棒は図書室で推理する』から。このシリーズもまた新作書いてくれないかなあ。E.D.ホックの比類なき傑作シリーズ、怪盗ニック・ヴェルヴェット同様、盗みを引き受けてもっと厄介な事件に巻き込まれ、自分で解決するはめになる…というパターンですが、ニックは短篇で切れよくカッコよく、バーニイは長編でも軽い味わいで、ニックよりは人間臭い感じ。
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