Der Herr der Ringe(2)
第3部になると、第2部で出番大幅カット&性格大幅改変で間違いなく監督・脚本家には彼のファンからカミソリが送りつけられたであろう(第2部の監督・脚本家コメンタリーで、彼の出番になると妙に全員で怯えたようにフォローに徹していた・・・)、後のゴンドール執政兼イシリアン大公ファラミア殿下の特典盤での出番も増えて嬉しかった♪(←原作以来のファン)
この三部作は、
第1部:熱愛主従
第2部:兄弟仁義
第3部:父子心中
の物語である(え?違うの?)。
熱愛主従2組のうち1組の弟にして、兄弟仁義の片割れ、かつ父子心中の片割れ・・・裏主人公ファラミア殿下。(だから違うって。)
第3部は、いよいよ活躍のファラミア殿下もいいのだが、ピピンに癒された〜〜〜〜。
デネソール侯やガンダルフの手がデカいのか、ピピンの顔が小さいのか・・・so cute♪
役得だよオヤヂ二人。
ま、実際ホビッツの中で見た目通りの年齢なのは彼だけだからねえ(フロドは人間で言うと40代ぐらいの分別盛りだし、サムとメリーがやや若く、ピピンは人間でいうところの16、7歳の少年にあたる)。でも演じてるのは30ウン才のビリー・ボイドなんだけどね〜(笑)あの超スコットランド訛りも可愛いんだけどね〜。
メリーとのからみも、「ええっこんなにかわいかったっけ?」というぐらいピピンが・・・。メリーもせつないよなぁ・・・最初の方、ピピンの、「またすぐ会えるよね?」に対するメリーの表情・・・。(ここで、さんざっぱら予告編で流れたメリーの名セリフが本編では使われず。でもこの映画、このパターンは枚挙に暇がないんだよね〜。)
メリーって、字幕でも吹替でも再現できてないんだけど、脚本ではちゃんと、言葉と言葉の間に度々、”Pip”(つまりペレグリン=愛称ピピンの更に愛称)が挟まってるんだよね。この、メリーが”Pip”って呼ぶのが、この二人の関係、メリーがピピンにだけはお兄さんぶりたい気持ちとか、本当に弟のように気遣っている気持ちが出ているんだよね・・・(ちゃんと原作通り脚本にこの呼び方も入っているのに、どうしても、直接聴き取る以外にそれを知る方法はないのよ。)
それだけに「あのシーン」は素晴らしかった・・・(気になる人は本編中盤から後半をどうぞ)
メリーにも削られちゃったいいシーンがたくさんあるので、やはり完全版に期待。