明月院

 紫陽花を見に行ってきました。
 丁度見頃。何とか来週末ぐらいまではいいかな、というところ。
 但しゲロ混み。ゆっくり歩きたい人は8時の開門直後を狙うべし。
 詳しいことは後で書きますが、このお寺(正確に言うとお寺の残りの一部)にある紫陽花のほとんどは日本固有の「ヒメアジサイ」なんだそうです。花(正確にはがくの部分)が小ぶりで、白→スカイブルー→澄んだ紫という、よく見かける外来種にはない、全て透明感のある色に変化します。実に上品な紫陽花です。
 川原慶賀の絵で見た、「テマリバナ」と書かれたものは間違いなくこれですね。元々あの絵の紫陽花は随分繊細だなと思っていたのですが、慶賀の筆ではなく実物が繊細なんですね。この「ヒメアジサイ」だからこそご先祖様がオタクサと名づけたんでしょうなあ。
 線路を挟んでお向かいの浄智寺で、澁澤龍彦殿のお墓参りもしてきました。ここ、実は墓地には観光客が入れないように太い竹で道が塞いであり、その手前で右折するのが順路(その先にも墓地はあるのですが)。従って、あえてその竹を跨いで入るという無礼をしないとお参りできません。お詫び方々のお参りとなります。
 とにかく詳しいことは明日以降。今日は夜が長い。