隣県BAND

 土曜日、神奈川県まで墓参りに行く。
 お盆を避けて1週前にしたが、東名高速渋滞20キロ。
 炎天下の墓参りに疲労困憊。
 昨日は1日ノビていた。
 以前義母に送った山田風太郎『魔群の通過』(文春文庫)の感想を訊く。
 「まあまあ、まあまあって感じ……。ほら、朝日で連載してたのを読んでたから…」
ええとまあつまり山風は刺激が強すぎたかつくりが高度すぎたか(笑)。読んでたから…というのは、天狗党のことがどう書いてあるかは気になっていた、ということである。義母は天狗党の生き残りの末裔なのだ。で、朝日のってのが(あれ違う新聞だっけ)例の吉村氏の『天狗争乱』である。うーんやっぱ、世間的にはこういうのしか「傑作」じゃないのかね。
 山田風太郎近松門左衛門のいう、「虚実皮膜」。ホント寸前のウソ。これが読んでいても面白いし、書く側も、いっぺんこれが自分で書けると知ったらもうやめられないんじゃないだろうか。
 もう1つ。
 高速に乗るまでに東京を横断するのだが、有楽町で丸の内TOEIの前を通った。丁度初日舞台挨拶の日で(今年は全く興味ないです。見てないです。ただそういう日だなあというだけ)、朝7時だったが、このぐらいでも並ぶ時は並ぶよなあと思っていたのだが、まだ誰も並んでいなかった。渋谷が第1回で丸の内は午後なのかな?
 この映画にはこんなニュースも。
 http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/f-et-tp1-20060806-71438.html
 もうちょっと詳しいことがmixiに引用された方の記事に出ていたのだが、戦隊ものの方で、「腕時計が給水口に吸い込まれそうになる」というシーンがあるのだそうだ。うーん。こういうシーンが普通に思いつかれるってことは、やっぱり「吸い込まれる」ってことは有名なんだし、国内外でも本当に、子供の事故って多いですよ。それでもなおこういうシーンをポッと作っちゃうって…あくまで偶然ではあるけど、やっぱり社会全体で、他人事だと思ってるんだろうなあ。