小細工キムチャー

t_masamune2006-09-17

 というわけで、予定通り夕飯はキムチ炒飯。別にSGA851様の向こうを張るわけではなく、キムチが鍋の後で余ってたのと、相方が炒飯大好き男なので。
 「何が食べたい?」と訊くと、「焼きそば」「炒飯」「スパゲティ」が9割を占める男だ。まあ男なんてそんなもんでいいけど。
 で、写真の通り、今回は小細工してみた(笑)いつものじゃ何となくつまんないかなと。別に作って上にのっけたふわふわ卵を崩しつつ頂きます。
 キムチは、古くて酸っぱくなっちゃったのを、先にごま油でみじん切りのネギ(好みで生姜も)と薄切りのソーセージ(肉はハムでもベーコンでもよい)と一緒に炒めて誤魔化し、ご飯を入れて塩コショウ、醤油で味付け。そこに、買い足した新しいキムチを投入。これが、「辛さレベル5」という何だか怖ろしげなもの。ううう。
 できあがったものをお皿に移し、フライパンにごま油を足して、溶き卵をふわふわの半熟に仕上げます。もともと、大きくヒラヒラと返した炒り卵が中華風だしね。これを炒飯にのっけて、青ネギを散らせば完成。
 かなりはっきり辛かったですが、予想ほどではなく、美味しかったです。
 家庭の台所ではフライパンや中華鍋を高く上げてあおらなくてもよい、というのは、家庭用の火力では鍋を火から離すとすぐ鍋の温度が下がってしまうから。スピード勝負の炒め物の途中で鍋の温度が下がるのは絶対NG。中身がべっちゃりします。低いところで軽くあおるか、オムレツを作る時のように鍋と右手をダブルで動かして手早く混ぜる。
 同様に、高い温度を保つため、材料を入れすぎないのも大事で、1つの中華鍋では炒飯は2人分までがいいそうです。最近はCookDoの回鍋肉のパッケージにも、「キャベツは2回に分けて炒めてしゃっきり仕上げる」と書いてあるぐらいだし、「しゃっきり仕上げたい!!!」という要望は多いんでしょうね。
 あと、ご飯をパラパラに仕上げるために、「予めご飯に溶き卵を混ぜておく」というのも先日やってみました。確かにパラパラ風にはなるけど、卵のふわふわを楽しみたいワタクシにはちと不満。やはり、普通に作ります(普段は、先に卵を半熟に作っておいて取り出し、後で炒飯にさっくり混ぜる)。
 醤油は鍋肌に、というのも、香りづけのためのはずが、鍋肌に入れると却ってその場で香りが飛んでしまうだけ、という異説があります。なので、我が家では醤油はご飯にかけてしまって炒めます。
 冷やご飯ではなく、温かいものの方がほぐれやすく上手にできるのも今や常識。冷えたご飯はチンして使いましょう。
 青ネギは買ったらすぐに刻んでジップロックに入れて冷凍してあるので、すぐ使えます。今回、薬味は三つ葉とかでも美味しかったかも。これも、朝の味噌汁用に、勿体ないけど買ったらすぐに小さく切って冷凍してあります。
 ちなみに、普段の炒飯はネギ、肉類、塩コショウ、醤油、卵、最後に千切ったレタスで、レタスの色が冴えたところで火を止めます(相方はくたくたのレタスの方が好みだそうですが)。
 「バーミヤン」の炒飯だと、ソースっぽい味がするのだけど、何が入っているのだろう?