P.D.ジェイムズ再読(読書日記)
借りて気に入って、買って、読み直していなかった、P.D.ジェイムズ『女の顔を覆え』、『ナイチンゲールの屍衣』を昨日と今日でやっと読み直しました。(明日は『黒い塔』を読む予定)
というわけで、この作家と、シリーズキャラクターである「詩人警官」ダルグリッシュ警視の話をします。
P.D.ジェイムズ公式ホームページ(英語)
昔の著者近影はいかにも利発そうな中年女性でありましたが、今やすっかり貫禄たっぷりのおばばになっておられまするな。
こちらも作者の紹介。
http://www.aga-search.com/127p.d.james.html
P.D.ジェイムズというと、女探偵コーデリア・グレイを主人公とした『女には向かない職業』が余りにも有名ですが…未だにそれだけなんてことはまさか…ないでしょう。
デビューは42歳ですが、最初からハイレベルな作品を次々と発表、CWA賞(英国推理作家協会賞)の常連、近年ではCWAのダイヤモンド・ダガー賞(巨匠の証)とMWA(アメリカ探偵作家クラブ)巨匠賞の両方を受賞しています。今や押しも押されぬミステリのゴッドマザー。いかにも頭脳明晰かつ社会経験の豊富な女性らしい、本格かつ現代的、スキのない作風です。(英国女流というのはルース・レンデルといい、エリス・ピーターズといい、どうしてこんなに頭いい人ばっかりなんだろうなあ)
ダルグリッシュ警視(現・警視長)のシリーズは現在も刊行中で、出る度に逃さず読んでいます(邦訳は早川書房)。
警視長大好きv
大人のみ・りょ・くvv
(Amazonで検索して頂ければ、『黒い塔』と『神学校の死』に恥ずかしいカスタマーレビューを書いております…(笑))。
ええもう、大好きですこの警官。
「ちのうこんぷれっくす」があるのでしょうか、私はいかにも頭のよさそうな人、インテリに弱いです。特にこのダルグリッシュ警視長は、頭がよくて紳士で、とにかくステキ〜!
どこまでも追っかけていきますわ。だから作者、長生きしてねv
私が騒がんでも、当然、英国女流の第一人者による大人気シリーズですから、2003年のロンドンでも新作の華々しい宣伝ポスターを見ました(これが『神学校の死』かな)。買って訳し終わる前に邦訳が出ると思ったので買いませんでしたが(笑)
また、早々と1983年からTVドラマにもなっており、日本でもビデオは手に入りますし、ケーブルTVでも放映しています。私は写真しか見たことはありませんが、私のイメージとはちょっと違う俳優さんかな…
最新作はこのへん↓
神学校の死 | |
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殺人展示室 | |
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