ドイツんだ?オランダ!

 上野のボードワン博士の像、あの、33年間!!!間違って弟の像が立ってたってやつ、既に数日前から話題になっていたのがまた今朝のワイドショーで出ていて、もうすぐ11:00から除幕式だっていうんだけど…無理だよねえ。
 除幕しなくても幕が吹っ飛んでるんじゃ。
 そっちの方が心配です(^^;)
 天気さえよければマジで駆けつけちゃおうかと思ったんですけどね。どうせ今日は上野に行く予定だったし、満更関わりがなくもないんで(?)。
 何でもこのボードワンさんって、もげ作さんが襲われた時に執刀した方なんだそうで。
 間違ってたという話はこちら
 建替えまでには色々あって、元々、像を作るために提供する写真を間違えたのは博士本人の遺族で(笑)責任はオランダ側ではと(責任逃れの)東京都がオランダに連絡したところ、
「お金にはうるさいお国柄」
ということで色よい返事がなかったそうな。オ、オランダ!オランダとしては、日本が「恩人」と思ってるほど、海外でそれなりの仕事をしたオランダ人には興味はないってことね。(これまでの、弟の像はオランダに返却されるそうですが、その輸送費だってどうせ日本も持ちでしょう。まあこの弟さんも日本で領事をしていたり、全く無関係というわけでもないんですが。)
 で、何だかんだで、結局は、博士が大阪時代に宿舎にしていたお寺がまさしく浄財!を集めて像を作り直したと。寄付するから作り直したいという意見を東京都に出したのに却下され、それからオランダ大使館に電話して少しずつ話を進めた結果、「お任せします」と言われて寄付集めを開始したんだそうです。日本人も人がいいけど、いい加減ですなあ東京都。都知事は、軍事パレードやら映画撮影解禁やらには熱心ですが、こういうちゃんとしたことをちゃんとすることにはてんでご興味がない様子。
 こういうのを見てても、ご先祖様の像が人違いされてなくて本当によかったなと(笑)。(尤も、彼の場合はドイツに連絡すればドイツだったらそれなりに対処してくれそうな気もするけど)
 築地の像(除幕式には母が出席。長崎の鳴滝の像の除幕式では幼い祖母が紐を引いた)が「似てない」程度でよかったよ(笑)
 博士の像は、東京都美術館と西洋美術館の間、野口英世像の近くにあります。