リベンジ上野成功、美術館のハシゴ

ボードワン

 今日は、Oisix(午前中に指定しておくと、8:00過ぎに来る!(笑))を受け取り、さっさと飯食って上野へ。ボードワンさんと、ダリと、ベルギー王立美術館展を見てきました。
 疲れた…(暑かったし)
 だって…昨日「行こう」と宣言しておいたら、本当に相方に、
「悪くない天気だよ。」
「出かけるんじゃないの。」
と8:00前に起こされたんだもん…
 単に相方は、休日の朝はお腹が空くと私を起こすだけなんだけどね。勝手に食えや!!
 10:10、上野の森美術館ダリ回顧展」。相方は見たくないというから前売券は1枚だったのに、折角一緒に行ったので結局1,500円払って見るはめに。
 すぐ入れたので空いてるのかな〜と思ったら、中は、「この線から先に出ないよーに」の線に沿って人垣。もう大変。人をすりぬけて一番前まで出たり背伸びしたりの繰り返しで、最初の部屋で既に疲れた(笑)
 ダリの絵って、至近距離から細かい所が見えないと意味がない絵が多いのに…何か昔に比べて美術館が暗い気もするし、線ギリギリまで近づいて更に双眼鏡で見たい感じ。残念。
 あと、係員が、別に普通にバッグを持っている人にも「バッグは前に抱えて」とうるさい。絵の保護のためらしいのだが、線があってどうやったらバッグが絵に触れるの。うるさいのが嫌な人はなるべくポシェットか身体にフィットするバッグを身体の前に回しておくのがよろしい。あと、ちょっとでも線を踏むと係員が「!」と行動を起こそうとするのでまた引っ込めたりしてみた(やな客だな)。だって海外じゃ全然こんなにうるさくないもん。大体、小さい絵だと額ごと更にガラスのケースに入ってるわ、見にくいことこの上ないのよ。絵の保護ったって、海外の美術館はもっと明るいです。借りもんだから大事にするのはわかるけど、特に今回は本当に係員が神経質だったですね。
 点数的には結構あったようなんですが、中期から晩年の、画集にも載っているド有名な絵―「記憶の固執」とか「戦争の顔」とか、象の足が馬のほそ〜い足になっちゃってる沢山の絵とかはなかったですね。「記憶の固執の崩壊」はあったんだけど。ただ、初期から(「病んだ子供」は確かにメジャー作品)晩年までの作品が満遍なく出ていたので、確かに「回顧」であり、画風の変遷は伝わるんじゃないかと。
 ミュージアムショップが最近は本当にすごいですね〜。ダリの有名なモチーフ「卵」に因んで、東京土産(そんなもん東京人は食ったことがない)の「ごまたまご」のオリジナルパッケージとか。あと最近は有名画家のぬいぐるみ!!!があって、ダリが勿論メインですが、ゴッホとか何人かいて、同じデザインの指人形もありました。フリーダ・カーロのぬいぐるみもあって、でも高いので買ったのは指人形(マグネット付き)の方。あと、2枚ぐらい絵葉書を立てられる木のスタンドと絵葉書を購入。実は絵葉書コレクター。
 カーロ指人形.JPG
 続いて国立西洋美術館「ベルギー王立美術館展」。これは、相方も「いいねえ」と言っていたので前売券2枚。
 読売新聞特設サイト(クイズに答えて割引券ゲット)
 国立西洋美術館公式サイト(割引券あり) 
 こっちは普通の混み具合。休日なのに予想よりはひっそり。
 フランドル絵画は大好きですが、私の一番のお目当てはやっぱりデルヴォーマグリットクノップフ。いやベルギー、実に芸風が広い。
 特に、看板に使われていたのが、マグリットの「光の帝国」だったのは嬉しかったですね。私がマグリットの絵の中でも一番好きな作品ですから。(上記読売のサイトで見られます)
 
 これは、空は昼間なのに下の方の家の中には灯りがともり、街灯も点灯されている、というシュルレアリズムの作品とされているというのは今回解説を読んで知りました。私は、単純に、縦長の画面のせいもあって、空が別に昼間とは限らず夕方かもしれないし、暗い通りなら街灯がついていてもおかしくないとか、そんな風にしか思っていませんでした。マグリットにしてはあったかい絵だなと、それだけ。うーん絵心がないんだろうか。しかし構図といい塗り方といい実に美しい。空の青なんか、本物と比べても遜色ないぐらい。シンプルな画面なので、絵葉書なんかでも確かに、僅かな色の違いでも目立っちゃう。誰か本物買うお金ちょーだい!(ウソ)
 デルヴォーはあの特徴的な裸婦の絵、スケッチ、これまたデルヴォーらしい夜の駅と電車の絵。
 クノップフは何だかクノップフらしい絵ではなくて残念。
 ミュージアムショップは、絵葉書とかクリアファイルとかポスターとか定番ものは勿論、ベルギーチョコとか王室御用達クッキーとコーヒーとかキッチンクロスとか、高いアクセサリーとか、ゴブラン織りのバッグ(おばちゃんの定番!)とか。あと、ここって、展示内容に関わらず、テーブルセンターとか玄関マットとか布系の(おばちゃんの好きそうな(笑))お土産はいつも売ってる(笑)←ということがわかる自分がおばちゃんです、ハイ。
 で!!!
 何でか、「光の帝国」だけ、絵葉書がナイ!!!
 実はこの絵、以前どこかで「マグリット展」を見た時、売っていた絵葉書が、余りにも色味が違うので買わなかったのです。今回は、と思っていたのに…本当に何で???(読売サイトによると、人気第2位だそうで、売り切れたのかも)
 常設展示も、相方は初めてなので見てきました。相方は普通の絵の方が好きなのです。私も、ダリは好きですが普通の絵(印象派とか)は、色使いがとても落ち着いていて、「目の洗浄」という気が致します。
 アトレで昼食(イマイチ)の後、ボードワンさんの新しい像(今日の右上の写真)を見るのを忘れていたのでまた上野公園に戻ったのが14:00頃。
 ダリ、長蛇の列。
 45分待ち!!!
 いやー、行動起こすの早くてよかったよ。上野の森美術館は金曜夜開館もないし、やっぱり行くなら平日(公式サイトのブログにもそうあります)か、休日なら朝イチですね。あと、駅でもチケット売ってるので、先に買っておいた方がいいです。相方も今日駅で買いました。何故かあの美術館ってチケット売り場が混むんだよねえ。
 てなわけで、帰宅してそのまま座らずに車でスーパー。また帰宅して、疲労困憊で2人とも一眠りしてしまって、夕飯食べて今。あー疲れた。明日は過ごしやすい天気らしいので洗濯だ。