森茉莉『マリアの気紛れ書き』(ちくま文庫)

 長くて細かくて、布団の中やらどこやらで飛び飛びに読んでいたので時間がかかってしまった。
 文学、芸能(TV俳優まで!)、少し政治、そして最後の方は辛い私生活。登場人物の名前は全て漢字をちょっともじっただけなので、誰のことだかすぐわかる。噂の阿川弘之も1ヶ所だけ登場。
 結構好きな人(エッセイが面白いとか)が、数人、実に失礼なヤツだと知ったのは軽くショックだったなー。それが誰なのかはヒミツだけど。
 この方の『記憶の絵』も、2ヶ月ほど前になるが読んで、素晴らしかった。
 エッセイを続けて、小説の方もアンソロジーでしか読んだことがなかったのだが、今後まとめて読んでみようと思う。