森茉莉、小倉千加子編『森茉莉全集6 ドッキリチャンネル1』(筑摩書房)

 中野翠編、ちくま文庫のベスト版に加えて、フルサイズを。ベスト版収録の段落は除いて読んだ。
 そういえば、他のエッセイにも書いてあったのだが、茉莉嬢が戦時中に疎開していたのが喜多方(弟・類の夫人の縁)。不思議な縁である。あの小さな町で暫く彼女が暮らしていたのだなあ。多分、あの町はあんまり昔と変わっていないような気がする。
 今日はそのまま、阿川佐和子『走って、ころんで、さあ大変』(文春文庫)。何でこのエッセイだけ区の図書館になかったんだろう。図書館の本の揃え方ってわからん。多分、一回、何かのほんの小さな拍子で買い忘れたら、絶対今回の私みたいに誰かが指摘しないと二度と買わないんだろうね。ってか、リクエストしたって滅多に買われることはなく、今回もお隣の区から届いたけど。