げーにん?のみえ?

 昼間は死んだように眠る。夕方からぐずり、午前2時まで寝ない。というのが、うちの小さいのの主なスケジュールである(何か、一部の自営業の人のよう…ってオイオイ)。
 まあ、相方と違って私は昼間働いているわけではないので、寝る時間がずれ込んだところで深刻な被害はないのが救いである。
 迷惑なのは、やはりこれまで寝ていた時間(23:00頃)に寝られないことと、食べなければ出すものも出せないのに(母乳は血液から作られる)、夕飯の準備がまともにできないことである。あと、うっかりすると、この季節に風呂に入り忘れる(笑)。子供は毎日入れているんだけどね(新陳代謝が盛んだから、入れてやらないとすごいことになるのと、1日1回子供を素っ裸にしてみるのは何気に面白い)。
 あと、今までは、お腹一杯になればコテンと寝ていたのに、今は生意気に、飲み終わった直後はトロンとしているのに布団に下ろした途端にパッチリで、一応「寝かしつけ」などしてやらんと寝ない。
 ホントにコイツ、生まれてからまだ3週間しか経ってないのかよ…と、愕然とする。苦労だけならもう半年分ぐらいの気がする。
 このままだと、来週の、本人の1ヶ月検診はともかく、自分の1ヶ月検診が心配だなあ。退院前の尿検査、よくなかったし。
 しかし…
 苦労話というものを書くのは好きではないため、私の子育て日記は、まあこの程度の記述にとどめたい。
 今後もちょこちょこと言及はすると思うのだが。
 本当に読みたい、という向きには、本当に申し訳ない。
 が、韜晦とか恥じらいとかが邪魔をする。
 ちなみに、私は人の、妊娠出産だの、子育て日記の類を読むのも大嫌いである。そんな、自分にしかわからんことだらだら書いてどーすんの、と。(つまるところ、最近の、「ネットで簡単に書ける日記」ってのが、垂れ流しだってことでね…勿論私も含めて)
 以前、新刊出版の会見の際、林家木久蔵師匠(まもなく木久扇ですねぇ)が、ガンにかかったことを隠して仕事を続け、後でそれが発覚したことについて、
「芸人の見栄」
ということを仰言っていた。
 芸を売って暮らす以上、自分の苦労の面は一切見せるものではない、ということだ。
 私は芸人ではないが、この考え方には大賛成である。好きである。
 芸人の出る番組で、私生活までネタにしているのを見ると、恥を知れ、と思う。芸人なら芸で勝負しろ。
 私自身も、正面切って、自分が書くものの裏側にあるものを書くのはかっこ悪いと思っている。
 ただしこれはあくまで自分に対してのみ適用する基準であって、まあ、苦労談を好んで書きたいという人に、やめろとは言わない。
 だが、自分が思うほど、人の苦労話やら愚痴やら哲学やらを読みたい人間なんかいない、ということは忘れてはいけないと思う。
 ちなみに、師匠の子育て論も大好きである。
 木久蔵流がんばらない子育て
木久蔵流がんばらない子育て