東海林さだお『コロッケの丸かじり』(朝日新聞社)

  そろそろこのシリーズにも飽きてはきたのだが、出ているとつい読む。
 この「かじり」シリーズは、『週刊朝日』連載の「あれも食いたいこれも食いたい」の単行本化なのだが、いっぺん連載時に読んでみたら何かつまらなかった。これは、椎名誠の「赤マント」シリーズ=『週刊文春』の「風まかせ赤マント」(だったかな。旧「新宿赤マント」)も同様。
 まとめて読まないと面白くないのだ。何故だ。