3/20 NHK「知るを楽しむ」テキスト(2007年10・11月号)

 私のこだわり人物伝 2007年10-11月 (2007) (NHK知るを楽しむ/火)
私のこだわり人物伝 2007年10-11月 (2007) (NHK知るを楽しむ/火)
 今日は、大分前に買ってあったNHKのテキストを読みました。「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」です。2007年10月は白洲正子さん(2006年2月の再放送)で「目利きの肖像」、11月は澁澤龍彦で「眼の宇宙」。「眼」つながりかもしれませんね。
 白洲さんは、実は未だにご著書を、タイトルだけは知っていて延び延びになっていてまだ読んでいない方。語り手は細川元首相。実に実に、ご著書を何とか読んでみたい方でありますね。特に最近、年のせいか焼き物や能に興味があるので。
 澁澤龍彦については…以前集中的にほぼ全部読んだので、ぼちぼち感想を書いてきたと思います。人間的には余り好きになれませんが(妻(前妻・矢川澄子さん)に、自分は避妊をせずに堕胎を何度も強いた、ということはどうしても人として許せません。別にフェミニズムの観点でも何でもなく、ただ単に、2人ですることなのに自分だけが責任を持たないのは人としてどうかと思うだけです。男の一生の仕事はそんなことには関係ない、小さいことに拘るな、と思う人はどうぞ思えばよろしい)、彼の言い分(幸福より快楽、etc.)、彼の好きなものに私の好きなものが多いこと、そういう意味で好きです。そういやお墓参りまでしてるし。本は読んでしまったのでこの先どうしようかですが、このテキストは、彼をよく知る、四谷シモン金子國義(大好きなんですよねえ)・細江英公(東京都写真美術館での最近の展示、妊娠中で行けなかった)・巖谷國士という正に最強メンバーの談話。面白かったです。