4/14 井上ひさし『青葉繁れる』(文春文庫) 

 青葉繁れる 新装版 (文春文庫 い 3-27)
青葉繁れる 新装版 (文春文庫 い 3-27)
 東北の青春小説…と簡単に言えばそうかな。自伝的小説。
 ヒロインのモデルが若尾文子なのだが、うんと若い頃の彼女を知らないので、外見の描写は似てるんだか似てないんだかわかりません。
 あと…残念ながら、10代の、ああいう盛りの男の子のことってのは、どうも実感わかないんでわかりませんね。小説ってそういう読み方するもんじゃないと思うけど(笑)。でもとにかくいい先生がいたり、みんなそれなりに楽しく、真面目に、今の若い子にはないような悩みもありつつ、生きていたんだなあと。特に、大人の男女の関係の難しさなんてのは、若いうちから垣間見て、体は本能のままながら(笑)、心がある程度大人びていた方が後々のためにいいような気もしますね。最近の若い子ってのは、若いまんまでね…
 あー、木曜までにあと浅見光彦を2冊読まないと間に合わない…延長したくても、晴れの明日明後日は予定があって、木曜は雨だから出かけられない。返却は、朝旦那にブックポストに返してもらえばいいので毎日そうしているのだけど。