4/15 『横尾忠則 画境の本懐 KAWADE道の手帖』(河出書房新社)

 横尾忠則―画境の本懐 (KAWADE道の手帖)
横尾忠則―画境の本懐 (KAWADE道の手帖)
 先日、図書館に行ったらカウンターの前の新刊コーナーにあったのでヒョイと借りました。
 目玉は前半かな(笑)
 横尾氏本人による書き下ろしが1本。他は再録かどうかわかりません。これほどの人になるともうこのテのムックは何度も出てるでしょうし…と余り期待しないで読んで、確かに後半はまあいいやで、最初の対談(難波英夫vs横尾忠則)と、中条省平による論考「横尾忠則の全体性」がすごーく「なるほど〜!!!」でした。
 今まで結構横尾作品も見てきたし著書も関連書籍も読んできたけど、私が横尾忠則のどういう所が好きだったか、ということに正確な言葉を与えられずにいたのに対して、実に的確に言葉を与えてくれていて、あーなるほどなるほどと思いっぱなしでした。
 あっ!!!!
 もう71歳なんですね!!!
 いやまだ60歳ぐらいかと…凄い…
 惜しいことをしたなあ。そうと知っていればなあ。ずっと同じ世田谷の、しかも同じ成城で同じ空気を吸っていたのに、成城にアトリエがあることを知ったのは間抜けにも何とほんの数年前だった…
 あ〜、19日からの展示会が楽しみだ〜。(世田谷美術館「冒険王 横尾忠則)