ちっさいヤクザは空飛ぶ猫の夢を見るか―「東G」#7(この記事はブログにも再掲しました)
http://masamunet.seesaa.net/article/99489831.html
…えー、観終わりました。23:30〜24:00。ということはつまり、この日記、昨日と今日は継続してるのです。
もー…そろそろいいですかね、ネタバレ。
つい先程東京MXでの放映無事終了、残す放送局はあと1局のみ、1週遅れの北海道。その地区の方でまだなーんにも知りたくない!という方はご遠慮下さい。と言っても、先週、次回予告を観た人であれば、本当にあれで予測できるとおおおおお〜りの話ですので、ネタバレも何もないんですが、まあ、予告も観れなかったよ!ネタバレも禁止だよ!な方は、一旦回れ右を。
あっ!「うちの地方では入らないからバ○ダイチャンネルで観るの!」という人も駄目ね!
↓本日の第7話収録はこちら。10月発売。
東京ゴーストトリップ Vol.3
…ははははははは…
Kさん…(笑)
予告でも「余りにもちっさいネタ」は観たけど…
チビのヤクザ(爆笑)
あはー(笑)。いるなー(笑)。ああいう、チビで目一杯気張ったヤクザなー(笑)。
存在そのものが漫画!っていう。
でも、あの”ギャンブラー”…というか、”ギャンブル好き”という設定に(原作読んだことないので実際こういう話があるのかないのか知らないけど、実際あるにしても)、この人をアテようっていうのは、絶対あの朝ドラを観てないとないよね。
あの、二言目には、
「賭けますか?」
の男を(笑)
この方の場合、ホントに、
「観てくれてた人は観てくれてたんだなー」
と、観てるこっちも喜び頷くことが多いですね。
富士通ゼネラルの公式サイトの、nocria(ほら!こうして!この原油高の時代に宣伝までしちゃう!)のCFのニュースページの、あのバカッ丁寧な解説といい、犯人にされなかった「科捜研」といい、今回といい、起用した人は明らかにもう、あの朝ドラの熱心な視聴者だったとわかりますね。まあ、広く知られることになった媒体が今のところそれしかないのも事実ですが。ほんとに、あのドラマは、一般的認知度は低いのに、観てた人は本当にハマってた、というパターンなので、Kさんの、あのドラマがきっかけで実現した起用に、今の所まるで「外れ」がないですね。有難いことです。
もう、今回の役、30分番組とはいえメインゲストに起用してくれたえらい人、Kさんの、崩れた(やや腐った?)部分の魅力を引き出してくれた脚本家他スタッフに感謝です。それだけです。
もしかして、「あの四番弟子が東京で(実際には横浜だけど(笑))齢を取ったらああいう風になる説」とか(笑)。しかも、「賭けますか」だけじゃなくて、「子供と生き別れ」までってのもリアルだ(笑)。まあ、こんな遊んだ想像ができるのも、あの朝ドラを観て起用してくれたスタッフの遊び心ですかね。
しかし…
まだ(実年齢)33歳なのに、主人公グループに対してしっかり「オヤジポジション」。
見た目は死んだ頃(娘の年齢からして確かに30代ちょっとぐらいではある)のまま、中身だけは15年分老けたってことなんでしょうね。(しかし死んだことを誰にも気づかれないままの霊としての15年って、一体どんなもんなんだか、真面目に考えると哀しすぎるので、真面目に突っ込まないことにします。)
演技でかなり老けられるんだなぁ。あとヒゲもね。
けんどもう、あの設定ならもっと汚くてもいいんだろうに、無駄にキレイだ(笑)。二枚目なのに”チビのヤクザ”っていう漫画ちっくな役をやっちゃって、それがいーい具合に汚れすぎてなくて。あの”イケメン”集団(一応、今時はああいうのをそう言うんでしょうねえ)に飛び込んでもまるで負けてない。流石です。やっぱりキャスティングする人ってのはすごいですね。もう!もう!スタッフのみんな、よくわかってるんだからあ!v
でもって、「科捜研」同様、標準語を喋ると巻き舌(笑)。極端に江戸っ子(笑)。(彼が”降りてる”間の役の人(すいません名前知らないのです)、特徴ある喋り方をしっかり再現してましたね。)
この両者を合わせて、
「『東京』と名前がついているのに目一杯ロケ地が横浜みなとみらいなドラマで、不自然なまでに巻き舌の江戸っ子のようなそうでないようで見た目は30代前半なのに言動がオヤジなヤクザ」
という、非常に奇妙奇天烈なものが出来上がっております(笑)
何かもう…独立した新生物っていうか(笑)
…えーと、「俺のシマだった」って…こがねちょーとかのあたりですけ?
で、結局、まだ彼に結婚はさせられないってことですね(笑)。皆さんよくわかっていらっしゃる(笑)。33歳にして、「娘が結婚する父親役」はあっても、「普通の青年として結婚する役」はまださせられませんよね!!!
数ヶ月前に『ス○ラ』のインタビューでも、「結婚とかそういう普通の人生は向かない役」と、あの四番弟子に関しては的確に仰っていたのが、今の所まだ彼自身の「キャラ」として生きてるのかな。当分それでいいと思います。
あっ…
成長した娘と、身長がほぼ一緒になってた…(笑)
あと、娘とは姓が違ったので、娘の母親とは入籍はしてなかったとかそんなことだったんでしょうね。
それにしても、ホントに横浜なドラマだなぁー。懐かしくて涙チョチョギレるよ。ワールドポーターズが向かいに見える露店。バックがランドマークタワーに氷川丸。何でなくすんだよ東横線の桜木町と高島町(ローカルなネタを)。
しかし、「これで肉が食える!」には、激しく共感致しました。
肉が食いたくてたまらないのですが、諸事情あって食べられないのです。やっぱり肉は焼肉に行かないとイマイチなんですが、子供が小さくちゃあああいう所は危険なんですよねー。
肉のために働く、大いに結構。
で…
そもそも…
脚本が、武上純希さんですね。
そりゃあ手馴れてるわー。公式HPに原作が紹介されてますが、あれはBL系出版社だとか…要は、”キレーな男の子たちがまとめて出てきてビミョーな関係…というおニオイのそのテの感じのお話(のような多分)”を、「さわやか青春群像ゴーストストーリー」にする、なんて、そりゃあもう、この方なら、ねえ。映像も、「実写アニメ」というか、要は戦隊物っていうか。そういえば、30分だし、正に特撮の手法ですね、このドラマは。(最近、何でも戦隊物テイストにしとけば馬鹿な女共にはウケるだろー、って足許見た感じの作品が多いのはムカつくけどね。)
舞台も海際だし。ああいう海際の土地って、やっぱりどうしても爽やかですよね。
とまあそんなわけで、大満足でした。
うちのTVのMXの映りは悪いんですが、ワンセグでも録画しました(ちっさいけど画面はまとも)。ただ、同時につけてると、ワンセグの方が数秒遅いので混乱します(笑)。しまいにはワンセグの方の音声消して、TVの方だけ観てました…