ネタは一杯あるのにな〜

 詳しく書いている暇がないので以下箇条書き
 ・先月無料検診に行ってやっぱり虫歯発覚で毎週土曜日は歯医者。
 ・足が痒いのは大分治ってきたけど一体いつまで皮膚科の医療費かかるんだろうなあ。
 ・歯医者に行ったら有無を言わさず口内炎ヘルペスをレーザーで消毒された。確かに早く治ったような気がする。でもどっちも皮膚科の領域でもあるような気がするなあ。今日見たらその歯医者、奥まった所にあるせいか、表示が流れるタイプの看板で派手にレーザー治療の宣伝をしていた。レーザー好きなのかなあ。
 ・また本を読み始めた。
 ・久々にしゃぶしゃぶで肉を食べたら即座にお腹を壊した(←貧乏人)
 ・美容院に行って有栖川有栖『火村英生に捧げる犯罪』を読む。切ってる店長さんと喋ってたのであんまり読まなかったけど。前回美容院に来た時も同じ作家のエッセイ集を読んでいたことを思い出した。前に来たのは4ヶ月ぶりだった。だから丁度有栖川作品が4ヶ月ぶりだったのかな。あれ『女王国の城』はその後だったかな。で、『〜捧げる犯罪』は家でそのまま一気読みした。火村先生愛してるんだもん。
 ・辰巳渚『「捨てる!」技術』を読む。しかし野口某の書いた書類の超整理術という本を思い切り批判しているのが面白い。そしてやはり収納家具を買うより物を捨てるのが正しいらしい。ということは私の考えは正しいわけだが…先日遂に台所用のすきまラックを買ってしまった。どうしよう。
 ・久能靖『日本の皇室』(PHP)。久能さんというと、かつては「午後は〇〇お〇いッツきりテレビ」でニュースを読んでたり、一時期あった「皇室アルバム」じゃない方の皇室番組の司会だったりして、皇室関係に詳しかったりするあの人ですね。3分で読める雑学ナントカというシリーズ。とても3分で読めるわけないんだけど(笑)。1項目=見開き1ページが3分ってことかな。左側の文章を読まなくても、右側の図解で理解できるようになってるし。内容は、目新しいのは半分ぐらいかな。似てるとも言えるけど似せすぎてません、っていう挿絵の微妙さ加減がナイスだった(笑)
 ・14〜16日、途切れ途切れに、「あの戦争は何だったのか〜日米戦争と東條英機〜」を見る。こんなもんクリスマスイブに見たくないので録画してて(笑)、前半のドキュメンタリーだけは処理する都合があって年末に観たのだが、ドラマの方を今回。ドラマだって、何も自分の誕生日にこんな辛気臭いもんを観る必要はないのでほとんど15日から。
 ・ドキュメンタリーの方は、「まだこんな人たちが生きてるのか」という驚きはあったが、言いたいこととしてはそんなに目新しくもなかった。ぽつぽつと、初公開の史料も出てきたが、このテのジャンルには、まだまだ初公開のものは出てくるだろう。ドラマの方もそうだが、この初公開の史料はいいがちょっと使い方が勿体ない気はする。まあまだまだその史料の評価自体始まったばかりであろうからとにかくその存在を示しただけでも意味はあるということか。
 ・ドキュメンタリー。子孫の方にご登場頂いてせいぜい文庫(文書が集めてある所)と、豪華な結婚式の証言を神主に聞きに行くってだけじゃ勿体ない。でもあの、長男の奥さんというのが…シベリアで亡くなった「プリンス近衛」の、残された夫人であり、彼女がドラマの方の最後にも再登場したのには「アッ」と思った。プリンス近衛は、劇団四季の「異国の丘」の主人公のモデルである。
 ・ドラマの方も…目新しいことはないなあ。だって(ネタバレするけど)結論はやっぱり出てないんだもん。でも、「知らなかったのではなく、知ろうとしなかった」という、劇中の記者(高橋克典)の台詞は重いし、今でも通じることだと思う。「知ろうとすることの大事さ」と、「問い続けることに意味がある」ということを伝えたい、という意図は良かったと思う。まあ、放映日がクリスマスイブなのも、しょうがないのだこの日が、前日23日に処刑された東條の葬儀の日だったのだから。つまりは23日というのが、あちらの国もたいがい悪趣味なのである。それと、徳富蘇峰西田敏行)と記者とのやりとり、ドラマ自体が長いので最後まで観るのは結構大変だったのだが、大詰めなどは迫力があってよかったように思う。
 ・今まで余り名前の出ていなかった陸軍の高級将校が登場。その人が、当時から真実に気づいていた、ということを軸にドラマが進むのが唯一「新しい所」であるのだが、じゃあ何故もっと早くこの人が採り上げられなかったかというと…最後の方でわかるのだが、この方、平成8年までご存命だったのである。言い換えれば、大変なことを知っていた人(ということになっている)なのだが、余りに長生きであったために今まで60年もドラマの登場人物にはできなかったということなのである。まだまだこういう人物はいそうだというところが、まだまだ「現在進行形」なのだと思わせる。
 ・ちなみに今回のドラマで、早死にしたのは処刑された東條と、戦争回避に尽力しながら戦犯とされ獄中で病死した外相東郷茂徳と、あと戦死した1人だけで、あとは実は随分と長生きしている。しかしそれは「生きていた」だけだったに違いない。
 ・このへんのことを採り上げた映画としては、今話題の(笑)津川雅彦主演「プライド 運命の瞬間(とき)」がある。先輩に誘われて気乗りしないまま観た。しかし誘われなかったら観なかったという意味では貴重な機会だった(ロビーに出た所で某映画誌の出口取材を受けた)。これ、未だにビデオしかないあたり、日本は駄目だなあ。レンタルもあるのかな。
 ・この映画、某「王様のブランチ」の映画コーナーで、初登場2位を記録した。が、その当時の担当者(現在の人ではありません)は、何とこの映画そのものを華麗にスルーして、3位の映画の話からそのまま1位の映画の話をした。多分観てないのだろう。日本の、難しそうな映画だから。現に目の前で、ある映画が、現実に興行収入2位という状態にある。なのに評論家を自認する人間が全くその映画に触れなかった。その時私は、TVに出ている有象無象の(つまり、一部の本当に凄い評論家を除いては)「映画評論家」なんてのは、所詮、ただの「ハリウッド映画をキャーキャー持ち上げる係」でしかないのだと知った。そして、あの映画コーナーも一切信用していない(人が変わったって「有名映画の更なる宣伝係」でしかないのは同じだから)。元々、ランキングで映画を観る人間じゃないけどね。