そしてMD

 クロゼットの中から、MDが200枚ぐらい入った箱(MDだから小さいけどね)が出てきた。
 これもチェックして、既にCDに代替できるものはそうすることにして捨てる。あと、テープももうデッキがなく聴きようがないので捨てる。古いものでも、最近は結構CDになったりしてるから、いつかレンタルできるかもしれないし。
 しかしMDっていうメディアがこうもあっという間に淘汰されるとは思わんかった…
 MDでソフトも出てたりしたのにね。でもやっぱり、音の圧縮は私みたいな素人だって、CDと聴き比べればわかるもん。人間の耳には聴き取れない部分をカットしてサイズを減らした、というけれど、やっぱり聴けば音の広がりがないっていうか、足りないのはわかる。
 同じようなもので、これはMDよりも気に入っていたMO。何で使われなくなっちゃったのかな。いくら安くなったからって、薄っぺらいCD-ROMにいちいち焼ききっちゃうのは好きじゃないし、RAMに至っては人のPCで使えないし。わけわかんなくなる一方だ。
 しかし、MDに話を戻すと、「テープじゃない」ってこと自体が、当時画期的でしたね。ウォークマンで聴きたいものをテープに編集してるともう大変。曲の入れ替えは勿論、繰り返し聴きたい曲なんか、テープに何度も同じ曲入れたりしてね(笑)。ありませんでした?
 それが!MDなら要らなくなった曲は消せるわ、順番の入れ替えはできるわ、リピートはできるわで、テープとMDの差が大きいですよね。今は携帯音楽プレーヤーがHDDになったのと音質を除けば、形態はMDと一緒。メーカーによっては、ミニSDカードタイプのものもあるから、これなんかは正に小型化しただけ。
 しかし何にせよ、1つの分野の発展発達が本当にこの10年が急速だった気がする。それ以前の10年はもうちょっとゆっくり流れていなかったかね。これは決して私が齢を取ったせいじゃないと思う。
 次は写真か…。これもよっぽど大事なものでない限り、ネガだけ大事に保存したりスキャンしたりして、焼いたものは思い切って処分しようかな…。
 ってかうち、スキャナ折角持ってるのに起ち上げるのめんどくさくて全然使ってないじゃん…