その他

 先々週あたりに、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(上・下)を読んだ。この余りにメジャーなタイトルを記事のタイトルにするのは憚られた(笑)。
 予約してもどうせ待つからと、出てからずーっと1年か2年になりますかね?ほっといて、思い出して予約したらすぐ届きました。所蔵冊数多いからなあ。
 で、内容はもう今更何も言いませんが…
 ストーリーから考えて、やっぱり原題通り『混血のプリンス』とすべきであったかと…
 「混血」を言い換えた「謎の」じゃあ、全然内容を表してないんでね。
 日本では「混血」とか「あいのこ」という言葉が差別語として使われた、というか今でも使われがちなので(まあ他の国でだってそういう意味で使おうと思えば使えるでしょうが)、タイトルを変えた理由もわからないではないですが、これは内容に関わることですからねえ…
 ”harf-blooded”であることに意味があるんであって、謎であることはどーでもいいの(笑)。わざわざ「混血」と強調してる。ただ、「謎のプリンス」っていう軽い言葉にしちゃったせいで、内容での引っかけ以上に、じゃあそれが誰なんかという問題では原書以上にミスリードするという結果にはなってるけど(笑)
 あと、これは内容じゃないですが、やっぱりイギリス人の子供ってのは、子供でもイギリス人らしい言い回しをするんだなーとあらためて思いました。
「ナントカカントカでないのは、君がナントカでないのと同じだ」
とか、ええとつまり、例えをやたら使う、持って回った言い回しですな。原文のまま訳せば日本語でもそうなるんでしょうけど、意図してか偶然かは知りませんが、ほぼ直訳状態であることで、イギリスの子供や大人の言葉遣いの雰囲気はよく出ていますね。こういう言い回しを、わかりやすいようにと意訳してストレートな言い方にしてしまうといまいちつまらないと思う。
 これで残りは1作でしたっけ。世間から遅れてるなあ(笑)。予約は入れてあったっけ…多分今入れても最低半年は待つ(笑)。でも手をつけてしまったので、行きがかり上ここでやめるわけにもいかないねえ。