井上祐美子『公主帰還』(中公文庫ほか)
公主帰還 (中公文庫) | |
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表題作は、宋が北半分を異民族に奪われて南遷したばかりで、「北に連れて行かれたが逃げてきた」と称してナントカ王とか公主とかが突然現れる、という事件が続いていた頃の、実在の偽者と本物をめぐる皮肉な物語。
人間って、いつの時代も詐欺のパターンって変わらないですねえ…。
怪異ものもあり、ちょっと恋愛めいた話ありと、どれも…淡々としてて(笑)。あーどこがいいのか説明できん!
しかしどれも、ひとひねり、ひと味付けあると言えて、そのひねり、味付けが実にいいんですね。ひねり編は、余りにも有名な「白蛇伝」を題材にした「白夫人」(昔山口淑子さん主演で「白夫人の誘惑」だったか、そんな映画もあった)、味付け編は「芙蓉怨」あたりが代表でしょうか。
とこんなつまらん紹介しかできませんが、いつものハイレベルです。*p2*[B日記]あっそうそう
下の記事のデパートで、子供が「お子様ランチデビュー」♪
お子様ランチ発祥の地です。
赤い汽車ぽっぽのお皿で、何と先っちょの煙突からちゃんとドライアイスの煙を出してくれます。
全体に熱すぎないようにしてあって味も濃くはないけど、ポテトは表面に塩がふってある。
子供の好きなものばかりなので、必然的に野菜がない(笑)(ポテトは野菜とはいえ油の害の方が大きいな…)
まあ、やってみたかったってことで。