初めての子連れ映画編

 ほほほ…そうなのよ。うちの子、コレが人生初映画だったのよ(お腹の中にいた頃「パフューム ある人殺しの物語」は観たけどね…←思えば、あれ以来2年半ぶりの映画館…)
 恐るべき鬼母の策略!人生どうなるのか喚鬼!
 …まあ頑張ってくれい。
 何とかうまいこと、周囲に人がいないようになはならんかと思ったのですが、客席は前の方のブロックが空いていただけなのでほぼ8割の入り。子供は完全膝の上。何故か、行ったシネコンで一番大きいスクリーンのはずが、小さい部屋になってた…じゃあ2日前にチケットをネットで予約した人はどうなるんだ?月曜の時点では確か大きいスクリーンだったぞ?…という謎はともかくとして。
 隣の子のポップコーンを食べたそうにしているのでつい買ってやり…買ってすぐに、自分の顔よりでかいカップ(これでSサイズって…)にかぶりついた(ちなみに私にとってポップコーンとは見るのも嫌な食べ物である)。そしてもう放さない。激しく後悔した。
 飲み物じゃないし、誰も取らないって!!!
 そして、かーなーり、こぼした。
 すいません映画館の方。ほんとすいません。ごめんなさい。
 教訓:ポップコーンほどこぼれやすいものはない。子供のポップコーンはビニール袋に移せ。
 こういう実体験をしてみると、東京ディズニーリゾートでポップコーンは蓋つきのキャラクター容器で売っている、あれがいかに親切なことかわかった。グッズで買わせてんじゃん、なんて思ってたけど、あれは親にも周囲にとっても素晴らしいアメニティというかホスピタリティというかだね。あそこまで考えてやっぱりテーマパークCS毎年1位なんだね。映画館にもそういうケースを持っていくといいかもね。ただ、売店の食べ物以外は持ち込み禁止なので、「買ったやつです!」ってアピールしながらじゃなきゃいけないけど。
 …そんなこんなで。
 大分減ってしまったポップコーン終了と共に子供の集中力も消滅し(でも、時々「おー♪(^^)」とは言ってたけどね)…期待も空しく、後半途中でのリタイヤとなりました。
 席を立って、通路(階段状になっている席の陰)からでも観られないかなと思ったのですが、子供がスタスタと扉に歩いていくので断念。(帰りたい時はホントあっさりしてんのよ…)
 とーこーろーがー
 部屋と部屋の間の廊下に、でっかいアンパンマンがいましてね…
 実物大、っていうか、実物よりかなりおデブな(ぬいぐるみだからしょうがない…)。
 もう、そこから離れない。
 誰もいない廊下で、アンパンマンにまとわりつく子供。それを写メする私。
 ずーっとアンパンマン
 
 まだアンパンマン
 
 腕に頭突きを繰り返す。感触が面白いらしい。
 
 気持ちはわかるよ…おっきいもんって気持ちいいもんね… 
 「あ、アンパンマンいるねー(^^)」と、何組もの親子が見て通って行く…
 思い出しました…
 大昔、東京ディズニーランドで、「クマのプーさんのハニーハント」を出た所にある悪魔のグッズショップ(笑)で、やはり大きなプーさんのぬいぐるみの脚の間に、ずーっと、丁度2歳ぐらいの子供がいたことを…
 そして、アンパンマンの服が赤いせいか、「ぽしゅと。ぽしゅと。」。
 確かに、郵便局の前で、「ポスト」は教えたけどね…
 多分、何だかわかってないのかも。ただ、でっかくてやわらかいものがあるってだけかもしれない。
 ちなみに、アンパンマンの映画は2歳から子供料金900円だそうです。確かに、観客の半分以上は子供である映画で、通常通り無料にしてたら大変だもんなあ。観るんだったらうちの子なら先月までだったな!(←ケチ)というか…アンパンマンでも1時間映画とかだったら飽きちゃうだろうな…
 結局、20分かそこら経ってしまい、最後は強制執行。響き渡る絶叫。抱えて走って、同じモールにあるフードコートで「チョコバナナサンデー」。(ああ、ダメな親…)
 でも、そのお蔭というか、「売り切れ、入荷待ち」だったので「いつ入荷ですか?」と訊いてみたら「今日の予定なんですが…」だったパンフ、買えました!一応、と思って映画館に戻ってみて、売店の中に見えたので子供抱っこしてダッシュ!(売店は映画を観る人でなくても入って買えるようになっている。最近こういうスタイルのシネコン増えてるみたいですね)
 …と、何だかなあでしたが、まあまず1回は観られたのと、ラッキーな入荷もあったしで、私ウハウハ、子供は力尽きて帰りのバスから寝てました…