ポール・アルテ『狂人の部屋』『七番目の仮説』

狂人の部屋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1801 ツイスト博士シリーズ)
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七番目の仮説 (ハヤカワ・ミステリ 1815 ツイスト博士シリーズ)
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 アラン・ツイスト博士シリーズ4作目と6作目。(5作目が『虎の首』なのですが、邦訳は『七番目の仮説』が先)
 以前にも何度か言及しているしもしかしたらブログにも書いたかもしれないのですが、このポール・アルテは、フランスには珍しい本格推理の作家であると同時に、現代でも非常に珍しい、いかにもな古きよき推理小説の書き手。
 元々、フランスでは推理と言ってもメグレ警視のような人情系(メグレシリーズは、犯人はわかっていて、それをじりじりとメグレ警視が追い詰める話が多い。謎解きよりも心重視の、「フランス版鬼平」っぽいし、池波正太郎もフランス好きっていうのも偶然ではないと思う)ばかりで、本当にこんな、ごくごく普通の謎解きを書いてくれる人は稀(フランス・ミステリの歴史については松村喜雄さんの本をどうぞ)。そして、巻末の解説にも、本格ミステリを書くのはアルテと日本の作家のみ、とあるように、現代ミステリ自体においても珍しい、本格も本格、かっちり、しかも分量もバカ長くない、本当に良質のミステリを書いてくれる人です(但し、日本とアルテだけではなく、イギリスの本格はそれこそ未だに凄いレベルなんですが…)。出る作品は絶対逃したくない作家。邦訳が少ないだけで、既に長編が33作以上あります。全く、こんな作家が2000年代まで邦訳されていなかったとは…。
 何たって、怪奇です。
 正に、ディクスン・カーというかカーター・ディクスンというかの、超自然的としか思われない謎、謎、謎の連続。(ついでに、分量ないのにボカスカ人が死ぬのも昔のミステリっぽいし(笑)。)
 呪われた開かずの間。蘇った死体。奇妙な死。錯綜する恋。
 なのに、最後にはちゃーんと解けるんですね。
 そう、すんごい謎が次々出てきて、最後に全部解ければ、それでいいんですよ、ミステリは。
 私は所謂本格が好き。
 本当に、この作家の作品は、フランス語で書かれているというのが信じられないぐらい、本格で古きよきイギリスミステリみたいです。
 まだ作品が少ないので、追っかけるなら今のうちですぜ!*p2*[日記]わっくす…
 えー。
 毎年思ってるし言ってるのですが。
 10月こそ大掃除の季節です。
 理由:暑くも寒くもなく気候がいい。晴天が多い。
 実は、年末に焦ってやるより、今頃からやっておく方がいいということですね。
 それと、去年まで、お正月休みに全然休んだ気がしないのは何故だ??と疑問に思っており。
 その理由は、
「1月1日0:00を回ったら、いっくらでも休んでいいからっっ!!!」
と自分に言い聞かせて、31日のギリギリまで掃除片づけをしていたことではないかと…
 故に、今年こそは、
「お正月休みは年末からずっとのんびりする」
が、今年1月からの目標だった(笑)。
 つまり、小掃除、中掃除を普段から積み重ねて、「年末にまとめてやる」をなしにしようと!
 …とまあそういうわけで、台所も(床以外は)割とまめに磨いている。
 が。
 昨年末に諦めた、「フローリングのワックスかけ直し」。
 こればかりは、心を決めてやらねばなるまい。
 何かもうね、床が、一段階黒ずんでる
 裸足で歩けばしょうがないよね。でもスリッパもめんどくさいし。
 それに、一部の酷い汚れを落とすと、ワックスごと落ちちゃう。で、その上からまとめてワックスをかければいいかと思いきや、何と、ワックスが落ちた部分と重ねた部分でムラができちゃうのだ。つや消しのプラカラーのようにはいかないのだ。
 なので、今度こそは、床の、絨毯じゃない部分のワックスは、一度、汚れごと全て剥がして、ワックスをかけ直そうと。
 しかし何故かこの「ワックス」関係だけは、旦那がやりたがらない。トイレ掃除だってするのに何故???
 これに関しては全く、旦那自身もわからない…っていうか一番めんどくさいだけだよな。
 だからいつも私がやっている。
 昨日、玄関入ってすぐの部分1平方メートルほどをやった。
 ワックス剥がし(原液をつけてこするとワックスが落ちる。希釈して使うと床用洗剤になるやつ)でワックスをごしごし落として、更には水拭きを2〜3回して完全に剥がし液を落として乾かし、その上で新しいワックスを二度塗り。剥がし剤のボトルにも書いてある通り、確かに、こういう作業は絶対に一度に全部はできない。だから、互い違いに組み合わさっているフローリングの板の境目にセロテープで目印を貼って、大体1メートル四方ぐらいずつやっていくしかないのである。
 昨日は、子供を食後も食事用の椅子に座らせたまま。
 しかし今日は疲れてしまってやらなかった。最近子供も昼寝をしないし。寝てからでは暗くてできない。基本的に掃除関係というのは昼間にやるものなのである。
 明日は出かける用事がないので、何とか子供を椅子に縛り付けてでも続きをせねば…
 ちなみに、ワックスがけまで済んだ部分とまだやってない部分、明らかに一段階色が違った(笑)。やっぱり、前のワックスごと汚れてたんだなあ。
 それにしてもホントに何で、よりによってこういう大変な作業だけ、旦那がやってくれないの?
 これに比べたらトイレ磨きの方が100倍楽じゃ。