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図説 ロンドン 都市と建築の歴史 (ふくろうの本)
図説 ロンドン 都市と建築の歴史 (ふくろうの本)
河出書房新社 2009-07-18
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 もうちょっとやわらかめの本かと勝手に予想してたんですが…大変でした。難しいし情報量多いし。結局、図版や写真を楽しめばいいのか文章を完全に真面目に読むべきなのか、スタンスが決まらないままでした。普通だったらそんなことないのになあ。学術書に比べれば内容はやわらかくしてあるんだろうけど、それでも難しくて、文章を読めば図版が余り役に立たず、図版だけ見てるとおっそろしく損した気になるしで。すいません。
 ロンドンで自分が行った場所を懐かしく思ったり、あーここも行っときゃよかった!と思ったりしました。
 この本に、「2000年頃まで、ロンドンの地下鉄には降車駅で精算するシステムがなかった」とありますが、私が最後にロンドンに行った2004年時点でもありませんでした。乗り越し精算ができないんです。しかも初乗りが400円ぐらいしたし。観光客は1日とか2日とかのフリーパスを買って載り放題にします。ロンドンの地下鉄の料金は日本のように距離(これはJRだけだっけ?)で決まるのではなく、中心部から同心円状に「エリア」に分かれており、内側からエリア1、エリア2…となり、エリア内では一定料金。エリアからエリアへ移動すると高くなるんだったかな。ほっとんどの観光地はエリア1に収まっており(これが一番広い)、観光客はこれで事足りるのですが、一部危険なゾーンもあるので注意。うっかり、エリア内の乗車賃でエリアの境界を超えてしまうと、問答無用で乗車賃の数倍の罰金。尤も、この本によれば、今ではプリペイドカードがあるそうです。
図説 スコットランド (ふくろうの本)
図説 スコットランド (ふくろうの本)
河出書房新社 2005-12-16
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starわかりやすさ

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 これはねー!よかったですよー!わかりやすかった。
 スコットランドの歴史は森護さんの本や、武部さんのケルト紀行シリーズで何度も読んでいたのですが、詳しい街の様子や現代スコットランドの問題点、スポーツ、芸術、習慣など、コンパクトで詳しい解説でした。
 スコットランド出身有名人にやたら多い「イアン」君としてイアン・ランキンが出てきましたし、ランキンは文学紹介でもしっかり詳しく紹介されてましたよー!
 くーっ!かっこいいぜ!ジョン・リーバス!!私の青いエプロンの君やダルグリッシュ警視長とは540度ぐらい違う超一匹狼だけど、愛してる人です。
 この本には、未訳の作品として『The Black Book』という本のあらすじが紹介されているのですが、それによれば、リーバス警部は恋人の家を追い出され(あれ?いつ同棲したっけとか、間隔が空くんで憶えてない…というか未訳の作品で書かれてたのかも)、アパートには弟マイケルが転がり込み、更には部下が何物かに襲われ意識不明の重態に!
 …リーバスさ〜ん。あなた前世で何か悪いことしました???(笑)
 と、非常にソソる内容なんですが…まだ邦訳出てませ〜ん。
 何と先月待望すぎる新刊が出ていましたが、これは違う内容です。『図説スコットランド』が2005年の本、ということは5年前には既に出ていた本で未訳のものがあるってことだから…どんだけ邦訳が遅れてるんじゃー。
 それに、早いとこ初期作品も出してくれー!(『Hide&Seek』とかねー)
 しかし最新刊↓も、あらすじ読むと、相変わらずハードだぜ…。
死者の名を読み上げよ〔ハヤカワ・ミステリ1834〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
死者の名を読み上げよ〔ハヤカワ・ミステリ1834〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)延原泰子

早川書房 2010-03-05
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