リバってエジンバラ―イアン・ランキン『死者の名を読み上げよ』(ハヤカワ・ポケットミステリ)

死者の名を読み上げよ〔ハヤカワ・ミステリ1834〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
死者の名を読み上げよ〔ハヤカワ・ミステリ1834〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)延原泰子

早川書房 2010-03-05
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 今日持って出かけた本。
 リーバス刑事最新作。もう16作目です。
 先に、こないだ読んだスコットランドの本で紹介されていた『The Black Book』。これは未訳は未訳なんですが、1993年という昔のもので、まとめて抜けている期間のうちの1冊。
 今作を読み始めたら、冒頭がリーバスの弟・マイケルの葬儀のシーンなんですね。でも『The Black Book』では、マイケルがリーバスの家に転がり込んできて…と紹介されていたので、あれ?過去作品?と思い、自分でつけたリストを見たら、以前の本に載っていた刊行リストを写してあった。それで、1993年、第5作だということがわかったわけです。
 リーバス刑事ものというのは、受賞歴のある作品から訳されていったため、丁度初期の何冊かは抜けているんです。
 遡って早く訳して下さい。
 でも難しいんだろうなあ…
 初期の、幸運にも訳された受賞作品は文庫にまでなったんですが…
 日本での売れ行きがいいとは、そんなには思えないシリーズ…
 バカ売れしてたらとっくに、昔の作品もちゃんと訳されてるはずで…
 本国では、ミステリの売り上げの何分の一かがこのイアン・ランキンだというぐらいのシリーズなんですが。
 さて、16作目ともなると、リーバスはもう定年間近です。結構なトシなんですね…全く気にしないで読んでたけど。ある意味少年のような(笑)、若さというか、無鉄砲さというか。
 今回もまた分厚いポケミスなんですが、帰宅してから読み始めたら一気でした。何でこんなに読みやすいんだろうか。長いし人も沢山死ぬのに、事件が動き出す前半3分の1あたりからノンストップになりますね。全体としても、だれないし。静かなシーンでも、動きのあるシーンでも、どっちでも文章のテンポがいい。毎度、最初は、「こんなん読めんのかい…」と思うのですが杞憂に終わります。凄いです。
 で、結局シボーンとはどうなるのかなあ。年の差としては、ダルグリッシュとケイト・ミスキンと同じぐらい離れてるのですが、リーバスの方は上手く行くのか…*p2*[日記]歩いて2時間
 今日は、休日のいつものウォーキング(1人で早足で歩かないとダイエットにならないので)で、何となく最寄のJRの駅方面へ歩き出し、結局亀戸天神へ…
 昨日も浅草へ向かうバスの中から見た通り、凄い人出。5日までが藤祭りで、丁度今、名物の藤が満開。いやー綺麗でした。とにかく人が多いけど。
 昨日も、「突入せよ!浅草寺」だったけど、今日もまた突入だった…
 私は一体何を好き好んで2日連続で人込みに突入してるんだか…
 まあ…無計画に行動していたが故の偶然ですが。
 藤棚は見せたかった気もしますが、昨日の浅草に比べて亀戸天神は、北斎も描いた太鼓橋の上は急な階段になっているし、通路が狭いので、子供を連れてきたら大変だったと思います。
 船橋屋本店にて、くず餅を買って帰りました。本店と、亀戸駅前店は、区民の老人と子供のいる家庭に送られてくるメンバーズカードのようなものを見せると、ほんのちょっとですが安くなります。800円のを買って、38円割引。但し、普段は700円のがあるのに、お祭りの時期は800円のからしか売ってません。ケチ。でもここのは日本一美味しいというのが個人的見解です。
 往復2時間ちょっと。しかしこれで驚くほどカロリーって消化しないんですよね。
 どこかに腰を落ち着けて読めるかと思って持って行った本は、その重さが負荷としては役立ったかな。