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おしりのしっぽ 旅する私のふしぎな生活 (集英社be文庫) | |
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あとは、「仕事、しかも並より忙しい仕事をしている1人暮らしの女性が、いかに休日はダラダラしたいか」に説得力があります(笑)。
無職、普段っからダラダラしている私には、そういう生活が非常にむしろ羨ましかったりしました。
ねぇー。生きるって、やっぱりメリハリが必要じゃないですか。
とはいえ、休日にダラダラしたいだけダラダラすると、やはり1人暮らしでは「家事」というものもあり、そこからは逃れられないので、いかに妥協したり仕方なくこなしたりいう現実も描かれている。
ああー。動く時は思いっ切り動いて、給料もらって、休みの日は1人で好きなように家事を…っていう生活したいなあ。
だってどうせ私の場合、働いたって家事は私がやるんだったら、働かない方がマシ。っていうか、子供のお稽古事が増えると、働けないしなあ。金は食うのに。
まあそんなことはどうでもいいや。
あと、旅先でのホテルでの、ホテルの部屋を自分の部屋にして、部屋に帰ったらとことんリラックスするとか、連泊の時の、チップと掃除の遊び心のエピソードなんかと読むと、やっぱり、「ホテルみたいな何もない家にしたいなあ」と、いつも通奏低音として持っている願いが蘇りますねぇー。
(それと、確かに、友人と旅行に行った時、友人が、ホテルに着いた途端、箪笥やクロゼットやデスクや洗面所にささーっと荷物を配置して、「生活」の場にしちゃうのを見て「旅慣れてる人はこうなんだ〜」と驚いた記憶があります。いつまで経っても、荷物は1ヶ所に集めておかないと心配でダメな私は、旅慣れてないってことですね…)
しかしなあ。帯の、「自分探しの初の書き下ろしエッセー」はやめなさい。つか中身は全然自分探ししてませんから!こんなコピーじゃむしろ著者が迷惑するだろ…
出版社もさあ、いい歳した女が「自分探し」とか言って彷徨ってる恥ずかしさを、いい加減理解しなさいよ。世の中の独身女性がみんな自分探ししてるわけじゃないしね。まあこのbe文庫ってやつのテイストがさ、何冊かお読みになってる方はわかると思うけど、そういうテイストなんだけどね。
あと、挿入されてる、いかにもな著者のイメージ写真も要らないです。著者も「こんなん要らないです」って主張できなかったのかなあ。できないか。付き合いってあるしね。いかにもな写真と内容が全然そぐわないので、勿体ないです。まあこの文庫自体が、繰り返すけど、「著者のステキなイメージ写真」で売ってる部分もあるんだけどね(昨日読んだ本も、「旦那による奥さん写真集」でキモかったしね)。
中原淳一の幸せな食卓 昭和を彩る料理と歳時記 (集英社be文庫) | |
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